サイン
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認知症の状態によっては、自分の身体の不調・変調を把握できない・他の人に伝えられないという事が起こることがあります。
そのような場合であっても、何らかの「サイン」を出される事はよくあります。
「伝える」能力は衰えても、「サイン」を出す。
そうであれば、僕らの仕事はそのサインを見逃さないように関わっていけたらいいですね。
そしてその「サイン」は、どんな事が原因だったり、本人にとって何の意味があるかを紐解いていく事を追求できたらと思います。
例えば、
朝食後に、立ったり座ったりされていました。
このサインから予測できるのは、
「排便の前兆か?」
となり、そうであれば、
「トイレに座るアプローチをしてみよう」
となります。
もちろん、必ず排便のサインと決まっている訳ではないのですが。。。
相手は人ですからね。
ちなみにこの写真の場合、トイレに座って頂き10分程で排便がありました。
そんな時、内心「よしっ!」と思えるのが、この仕事の醍醐味ですね♪
本人に代わって本人のサインからくみ取り、本人に必要なアプローチをする。
大切にしていきます~
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2017年03月03日 Category:スタッフ日誌