質問

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「この部屋の中で、事故の危険性があるところはどこだと思う?」

 

スタッフに投げかけてみました。

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「うーん。 ここですかね? あそこかな?」

 

「うん。 それもあるよね」

 

「今回伝えたかったのは、ここです」

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「ベッドの縁、介助時に座って頂く所の

布団やマットがズレズレだよね」

 

「これだと、座った時に滑り落ちる可能性があるから、

 ベッドサイド、マット、布団、シーツ、縁は

 きちっと一直線に揃えると、介助して座って

 もらいやすいし、滑り落ちの可能性も下げれるよね」

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ベッドより布団のサイズが大きかったりする

場合がありますが、ズレやすいものですし、

布団の縁が安全かどうかは、日頃からの

意識とチェックをしておく必要があります。

 

「伝える」

方が簡単で早いですが、

「質問」

によって、「考える」「気付く」「理解する」

方が、スタッフさんにとっては大切な機会になります。

 

「質問」を織り交ぜながら、

スタッフと一緒に成長していけると

いいなと思っています。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

 

2020年02月28日 Category:スタッフ日誌

日常の風景

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グループホーム入居中のMさん。

 

あまり調理や入浴などの生活行為を

意欲的に行われる方ではありません。

 

Mさんにとって、どのような支援がいいのか、

今回いろいろ試しながら行ってみました。

 

朝、居室からリビングへ来てもらいました。

リビングでは他の入居者が調理を行っています。

Mさんに声かけします。

「Mさんも調理で力を貸してもらえませんか?」

と尋ねると、「私できない。あんたやって」と渋るMさん。

 

そこで自分が米研ぎの手本をさせて頂き、

アプローチしてみると、行って頂けました。

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その続きで「他に何かない?」とにこやかに聞いてくるMさん。

もちろんやる事はたくさんあります。

炒め物をされたり、味見をされたり、他の入居者に味見をすすめたり。

表情はとてもにこやかです。

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このタイミングを逃してはもったいない!

という事で、普段苦戦している入浴の声かけを行う事にしました。

 

「ごはん作りありがとうございます。」

と声かけしながら、風呂場へ誘導し、浴槽を見てもらいながら声をかけます。

「今、お風呂が沸きましたので、よかったらどうぞ!」

 

・・・

 

「本当?じゃあ入ろうかな」

と言われ、スムーズに服を脱いで入浴されました。

嬉しいですね。

 

入浴後もさっぱりした表情で、にこやかに過ごされていました。

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工夫と流れを活かしたアプローチが開花しました!

そんな日常の風景です。

 

グループホーム 1階 古賀

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2020年02月23日 Category:スタッフ日誌

話かけやすい職員か?

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 普段は18時30分から19時くらいにはお部屋へ行かれ、

寝られる利用者さんが、珍しく20時30分頃まで

起きてみえました。

 

書類整理をしている私のところへ来られ、

20時頃から約30分程度話をされていました。

 

介護業界に入って、30分間も利用者さんと1対1で

お話をしたことがなかったなと、話し終わった後に思い返しました。

 

普段から気にかけているのは、利用者さん同士が会話を楽しめる関係性づくりです。

 

しかし、30分間じっくり話してみて、利用者さんからすると、

他の利用者さんには言いにくいこと、

職員に伝えたいことなどいろいろあるのだと思いました。

 

そして、普段から利用者さんにとって

話しかけやすい雰囲気は作れているのか? と。

 

勤務中はいろいろやることがあり、動き回っているため、

利用者さんからすると、話しかけにくいかもしれません。

特に気を遣われる方にとっては、動いている職員を

呼び止めることはできるのか? と考えると、

高いハードルがあると思います。

 

やらないといけないこと、

やった方がいいことが多く、

利用者さんとゆっくりする時間を作ることが難しいですが、

利用者さんが話しかけやすい雰囲気を作ることは、

やらないといけないことの中でも

特に大事なことだと思います。

 

先ずは、食事中やコーヒータイムは、利用者さんの近くにいることなど、

やれることを工夫してやっていきたいと思います。

 

小規模多機能 クラブ滝子 久綱

 

 

確かに大事な事ですよね。

心の持ちよう、表情、ふるまい、コミュニケーションスタイル、動き等々、

一緒に考えていきましょうね。

大事な事、良い気付きです。

さすが!

2020年02月18日 Category:スタッフ日誌

確かなもの

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先日、NHKの番組で 長谷川和夫 さんが出ていました。

 

認知症の権威の一人である、長谷川さんが

こうコメントをしていました。

「確かなものが段々薄れていく・・」

 

なんとも重たい言葉ですね。

 

人が生きていく上で、「確かなもの」って

すごく大切ですよね。

 

分からなくなったり、できなくなったり、

不確かになったりしていく中で生きていくって、

どれだけ不安な事なのでしょう。

 

そう考えると、

「できた」

「分かる」

って人が生きていく上で

とても大切な事で確かなものなんだと、改めて考えさせられました。

 

「自分の事は自分でやれるように」

その先に、やれる自分、やれた自分を感じてもらえたら素敵ですし、

忘れてしまっても、確かな瞬間を積み重ねつつ、

生きていく事を応援していきたいものです。

 

確かなもの・・

それは「有する能力に応じる」先に

見え隠れするとても大切な物です。

 

そんな場面を少しでも多く引き出していきたいものです。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

2020年02月14日 Category:スタッフ日誌

ご縁

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新規利用につながる可能性のある、

利用者と家族が見学に来られました。

 

認知症の進行とともに、

服を着たり、お風呂に入って体を洗ったり、外出したり

といった事が、うまくできなくなってきているとのとこ。

 

同居家族はみえるものの、

皆仕事があり、日中独居の様子。

 

小規模多機能でもできる事はたくさんありそうですね。

 

その高齢の方が自分と話しをしている時に言いました。

「あなた、どこかで見た事ありますよ」と。

 

ん??

お話している間に、自分も

「あっ!」「確かに自分もどっかでお会いした事あるなぁ」と

思いました。

「どこだっけ??」

 

どこで接点があったのでしょう。

いろいろ話しているうちに見えてきました。

 

波の女で食材購入で日常的によく行くスーパーが

あるのですが、その店内にベンチコーナーがあり、

利用者入居者と買物に行く際、そのベンチで休憩したり、

待ち合わせをしたりしているのですが、その際に

周りにいる方々と挨拶したり、会話をよくします。

 

その時にそこでお会いした記憶が少し蘇ってきました。

 

相手の方が覚えているのには、驚きもありますし、

自分の方が覚えていないのに、恥ずかしさもありますが、

 

「これも何かのご縁でしょう」と会話が弾みます。

いろいろなところで、繋がったり再会したり。

 

社会参加って、とても大切ですよね。

これからも、外出の際には、積極的に周りの方と

関わっていきたいと思います☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

 

2020年02月10日 Category:スタッフ日誌

赤ん坊から学ぶ

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「赤ん坊は何ができるでしょうか?」

 

遠い昔、和田行男の資料に

こんなのがあったので

紹介させて頂きます。

 

赤ん坊は言葉を持ちません。

赤ん坊が自分の意思を行動に移す(表現する)には、

・泣く

・泣かない

・動く

・動かない

・目を開ける

・目を閉じる

 

お父ちゃんとお母ちゃんは

たったこれだけの表現から

アセスメント(情報収集)し、プランを立てる。

 

赤ん坊のアセスメントとして・・

「お腹が空いた?」

「お腹いっぱいになった?」

「しっこ?うんち?」

「遊んでほしい?」

「どこか痛い?」

「気持ちいい?」

「眠ってる?」

「息してる?」

などなど、こんな情報収集をしています。

 

最初はまったく‘ちんぷんかんぷん’

 

分からないから「思考」「試行」

を繰り返し、少しずつ経験した情報を脳に積み込んでいきます。

 

お父ちゃんとお母ちゃんは、情報を集め

分析した後、何をしてみますか?

 

「おっぱいをあげてみる」

「ないないバァーしてみる」

「オムツに指を突っ込んでみる」

「匂いを嗅いでみる」

「触れてみる」

「さすってみる」

「だっこしてみる」

「声をかけてみる」

 

そんな ‘みる’ を繰り返していると、

時間の経過=経験とともに、親のかける言葉と行動が変わっていきます。

 

「あーら、お腹がすいたのね。

    ハイ、おっぱいあげますね」

「あらら、おしっこしたのね」

「背中があせばんじゃって、暑いのね」

「ひとりで寂しかったのね」

「ねんねしたいのね」

など、最初のアセスメントの時と違い

‘?’

が消えていくことが多いと思います。

 

このようなやりとりを見ていると、

人間のアセスメント能力というのは

本当に素晴らしいものですよね。

 

特に・・女性の力は スゴイ!!

 

男は足元にも及ばないような・・・

 

親は一生懸命

 アセスメント、試行、モニタリング、評価

 アセスメント、試行、モニタリング、評価

 アセスメント、試行、モニタリング、評価

を繰り返し、その子を知ろうと努力するし、

積み重なった経験をもとに、適切な対応を

とれるようになっていきます。

 

こんなすてきな能力が備わっている

人間が、高齢者支援で、

その能力を発揮しているのでしょうか?

 

その人間の能力を介護の中にもっと活かせたら.

専門職として、能力発揮できたら

いいですね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

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2020年02月06日 Category:スタッフ日誌

繋ぎと集い

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写真は研修や会議の様子です。

 

24時間365日営業の滝子の施設。

当然職員は交代制の勤務となります。

交代制という事で、情報や利用者入居者の状態を、

途切れなく繋いでいく仕事でもあります。

 

常に入れ替わりの勤務のために、

研修や会議等「全員集って」という事が

できないので、可能な範囲で調整して、

参加できる職員さんが集う形で開催しています。

 

連絡ノートや、出勤職員間での申し送り等で、

引き継ぎ、共有していきますが、

それだけでは足らないのが私達の仕事。

 

たくさんの情報、ルール、方向性や決定事項等を

共有していくために、集って情報共有や意見交換や

学びの機会が必要になります。

 

僕らの仕事は「繋ぐ」「集う」事により、

切れ目のない支援・介護と、仕事の方向性を

チームで続けていきます。

 

目的は、

「人として生きる姿」の追求と

「有する能力に応じる」仕事と、

「尊厳の保持」を護るために。

 

皆でがんばろうね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2020年01月30日 Category:スタッフ日誌

ダメージ

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左の男性利用者さん、退院後2日目の姿です。

脳梗塞が起き、右半身に麻痺が出て、

約2週間入院されていたのですが、

入院の様子を見に行ってビックリ!

 

車いすに座り、ナースステーションの中にみえたのですが、

最初は本人さんだと気づかなかったのです。

 

髪はボサボサ

ひげはボウボウ

虚ろな感じで、ぼーーっと遠くを見つめていました。

 

いやぁ、「認知症×入院」は、病気そのものへの

アプローチ、治療は有効ですし、必要なのですが、

精神面や生きる姿に関しては大きく後退することがあります。

この方も、記憶の障害、見当識の障害、理解・判断力の

低下がある方だったので、治療優先の入院という環境に

不適合が起き、脳梗塞の予後や、体のリハビリの管理は

できるものの、廃人のような風貌と時間を送られているようです。

 

担当ドクターより、

「自宅は難しいと思います。施設に入った方がいいと思います」

と退院指導を受けていたので、とりあえず小規模多機能の

宿泊サービスを利用しながら、先の事を考える事にしていますが、

元々毎日通っていた慣れた環境の基では、

冒頭のような姿が見られるようになっています。

 

もちろん麻痺は残っていますし、再発だっていつ起きるか

分からないので、すぐ自宅戻りとはいきませんが、

少なくとも、生きるための生活行為や生きていく

生活空間の中で、少しず取り戻しができるといいなと思います。

 

他の方もそうですが、認知症という状態にある方が、

環境を変えられると、違った人になってしまうくらい

影響を受けてしまうこ事があります。

ある程度分かるし、話せるしといった状態の、まだまだ基本症状で

なんとか収まっているような方への影響は大きいですね。

 

記憶や見当や理解などの能力が正常であれば、

2週間の入院で姿が変わる事はないと思うのですが、

そこが障害を受け、正しく機能していないと、

今回のような事になってしまう事を改めて

見せられました。

 

あとは本人さんの生きる力と、それを引き出しながら、

再発の予防をしながら、体調を整えながら、

ここからの時間を大切に過ごしていきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

 

 

2020年01月25日 Category:スタッフ日誌

「喜びと達成感」

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今回、初めて投稿します、グループホーム勤務の古賀俊樹です。

 

福岡から、名古屋市に単身で来て、もうすぐ3年になります。

 

最近、嬉しい出来事があり、それを今回のブログに書かせて頂きたいと思います。

 ある日の昼食後、食事が終わり、リビングにてウトウトされている方が多く、

 この時間に「何か出来ないかなぁ」と思い、その日の出勤していた職員と相談し、

 「天気も良いので喫茶店へ行ってみましょう」となり、

近くの喫茶店に行くことになりました。

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 以前の会議の中で、入居者Wさんの情報を入手していました。

昔、行きつけの喫茶店があったそうです。

それを思い出し、そこへ行く支援が出来たら、

「きっと、喫茶店の方も昔を思い出され喜ばれるのではないだろうか」

と思い、その喫茶店へ入居者何人かでコーヒーを飲むためにお邪魔したのでした。

 

「今日は寒いで行かなければ良かった」と道中渋い表情をされていたFさん。

 歩いて2~3分で喫茶店に到着。到着し暖かいコーヒーをオーダー。

淹れたてののコーヒーに、「おいしかった」と言われていました。

ホームで生活している時とはまた違った、満面の笑みを浮かべられていました。

 

急な訪問に、喫茶店の方も最初はびっくりされましたが、

「元気だった!顔色いいね!会えて嬉しいよ」と話されていました。

 知り合いの方も来店されており、非常に喜ばれ、とても和やかな時間を

過ごすことが出来ました。

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帰る時に、「今日はわざわざありがとう。久しぶりに会えて嬉しかった」

と言って頂けました。

 

体調に配慮し、外出支援が少な目の方ですが、

 昔、行きつけだった喫茶店に行き、外の空気を吸って、

馴染みの方とお話が出来て、

「いろいろと刺激を受けたり感じられたのではないかなぁ」

と想像します。

 

今回の外出支援を通して、私自身、成功体験をすることができ、

「喜びをと達成感」へと繋がっていきました。

 この経験を大事にして、今後の支援に励んで、

何事へも挑戦し、取り組んでいけたらと思っています。

 

急な訪問にも温かく迎えて下さった喫茶店の皆様、近所の皆様

ありがとうございました。

今後もよろしくお願いします。

 

グループホーム職員  古賀俊樹

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いい男ですな~(撮影 井)

2020年01月20日 Category:スタッフ日誌

補い

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九州に行っていた関係で、投稿UP遅れました。

写真は阿蘇なのですが、急に雪が降り出して、

あっという間に白くなってしまった時のものです。

暖冬であろうが、九州であろうが、

降る時は降ります。

ノーマルタイヤだったので、ヒヤヒヤものでした。汗

 

さて、その帰りの事です。

滋賀まで帰ってきたところで、財布がない事に気づきました。

なぜか、「さっき寄った時のパーキングのトイレの中だ!」

と忘れてきた記憶というか、確信めいたものがあり、

道路公団と警察に連絡して、発見・保管してもらえる

事になり、一件落着だったのですが、

免許、クレジットカード、キャッシュカード、保険証等が入って

いたので、現金がなくなる事よりも、関係機関への届け出や、

再発行の手続きを考え、その時は青ざめていたと思います。

 

人は忘れる生き物。。。。

 

いや自分は「特にそそっかしく、あわてんぼうで、忘れる生き物」

だと自覚しているので、「忘れてきた!!」と気付いた時の

自分自身へのいら立ちと、残念さにがっかりしていました。

 

という自分に原因があるにも関わらず、

高齢化や認知症の発症も増えている世の中で、

「忘れもののない公共トイレ」の仕組みが遅れているんだ!と

人のせいにしている自分勝手な自分がいたししています。

 

便座の向きを逆にするとか、

座っている目の前に物を置くスイングバーを設置するとか、

「なんか、考えてもらわなにゃいかんよね」

と愚痴的なものを和田さんや社内の仲間にしたりしていました。

 

すると、和田さんから

「井さんへ。財布に旅の怖さを教えておくといいですよ」

的な内容が還ってきました。。。

教えるっていったい・・・笑

ちなみに和田さんの携帯電話は言う事をきかないそうです。笑

 

でも、他の返信からも、「自分にがっかり。しょっちゅうです」等

コメント頂きなんとか自分をなだめているところです。

 

ちなみに、調べてみたら、

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地元で今年度から、センサーを使った忘れ物対策が

始まっているとの事!

(センサーが感知して、出る時に教えてくれるようです)

 

「これを待っていました!!」

他力本願、補ってもらう事ばばかりを考えてしまう、

今回の出来事。

 

いつか自分も認知症になっていくと思われますし、

物忘れや注意力低下の自分や社会に適応する

環境整備が進むとありがたいなぁ~と思いました。

どーでもいい話ですみません。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2020年01月16日 Category:スタッフ日誌