やりとり (前)

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3,4日前のことですが、一時的にご飯を食べない利用者さんがみえました。

「知らん!」

「よー言うわ」

「ほかっといて!」

「頼んでない」

「いらん!」

そんな感じで怒り気味のコメントを出され、ご飯を食べられようとされません。

 

「じゃあ無理に食べなくても・・」

という訳にはいかない私たちの仕事です。

あの手この手を駆使して、

「どうやったら食べれるか」

「食べる気になるか」

を追求する仕事です。

 

今回みたいにやりとりがうまくいかない時に、別のアプローチに切り替えるとうまくいく事があります。

 

相手が発信する言葉や態度の中には、私たちに求めているものが含まれている場合があります。

これを紐解いていく先に、「気持ちが動く」ことがあります。

 

相手は私達に、常に一定の態度や解答を求めているとは限りません。

親切丁寧であればいい対応とも限りません。

相手が何を求めているか・・

自分はどんな対応をすればいいのか・・

 

今回のケースを自分なりにアセスメントすると、親が子供に対する叱りのような感情ではないかと感じました。

親といっても、父親のような「厳しい親」と、母親のような「温かみのある親」の2種類があります。

当然今回の言動は「厳しい親」の側面があると感じました。

「親」的な感情だった場合、叱る対象は当然「子供」という事になります。

「親ができの悪い子供を叱る」

そんな構図でしょうか。

 

となると、

親が求める子供の反応としては・・・

 

①対等に厳しい態度を返す。

例えば少しきつめの雰囲気で「何で食べないのですか?だめですよ!」

 

②冷静な態度で返す。

例えば機械的な感じで「どうして食べられないのですか?食べないと体に良くありませんよ」

 

③従順な態度で返す。

例えば反省して泣きそうな感じで「ごめんなさい。勝手に用意しちゃった僕が悪かったです」

 

さて、どの解答がこの場合よさそうでしょうか?

回答は14日夕方Upのブログに続きます。

(また、ひっぱらせて頂きます 笑)

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

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南へ1時間程で「砂浜遊び」

北へ1時間ちょっとで「雪でそり遊び」

変化に富んだ、なかなかいい時期の名古屋です☆

 

 

 

2015年12月10日 Category:スタッフ日誌