やりとり (後)
(前回の続き 12月10日ブログ)
12日のブログで解答・・と、10日のブログでご案内しましたが、12日は別の記事をはさんでしまいました。 すみません。
10日のブログで紹介した事例での対応の解答ですが・・・
皆様ご想像の通り③がいいと思われます。
ちなみに、子供の対応といっても、親と一緒で2パターンあります。
「天真爛漫な元気な子供」と「従順な子供」です。
今回の場合は、後者のタイプでアプローチ応してみました。
「何勝手なことしてるの!」
という厳しい親の態度に対し、
「ごめんなさい」
という従順な子供の態度で返す。
そんな対応を5分くらいした結果として・・
自ら食べ始められました。。。
今回のケースの感情の交流としては一番しっくりくるやりとりだと思います。
相手が望む態度や言葉で返す。
それが相手の気持ちを動かすきっかけになったのではと思います。
たまたまかもしれませんが。
このようななやりとりを、今回みたいに「2種類の親」「大人」「2種類の子供」のパターンに当てはめ、「相手が自分にとった態度」
「自分が相手に返した態度」
このやりとりを考えてみる手法を「交流分析」といいます。
これは、全ての人と人の間で行われる交流に共通するもので、当然認知症という状態にある方にも通じます。
興味がある方は「交流分析」を調べてみて下さいね。
相手とうまくコミュニケーションが図れないなぁ・・
といった時に、相手が何を発信したのか、それに対して自分が何を返したのか。
それを分析することにより、うまくいかなかった原因が見え隠れするかもしれません。
そして、次に自分がどんな態度を示すのかを考え、対応を変えてみると、コミュニケーションが進むかもしれません。
その先に関係性が変わる可能性もあります。
人と人が出会えば交流が必ず生まれます。
できればいい交流がしたいものです。
いい交流を推進するために、相手に合わせることのできる「新しい自分」「変化する自分」と出会えるといいですね。
それに気づけたら、コミュニケーションのスキルどころか、人生が変わるかも知れませんよ。
オーバーな話ですが。笑
おためしあれ。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
昨日はクラブ滝子、家族による大掃除2日目でした。
ピカピカになりました。
ありがとうございます!
共にあるって素敵ですね☆