とぼけ
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あっという間に5日になり、正月気分もだいぶぬけてきましたね。
滝子の施設でもすっかり通常モードになっています。
日本国民大移動の後ですので、人とともに「感染症」も大移動であちらこちらに広がる事が心配されます。
滝子でもスタッフ間で、胃腸風邪が流行りだしたようです。
皆様も手洗いうがい、換気、湿度で「もちこまない」「広げない」を徹底しないとです。
前日、活用があまり進んでいない活動室に、てこ入れをしようと数名の利用者さんに集まって頂き、「昔の道具の写真」をプロジェクターで写しながら、その当時の道具の使い方や、思いや、背景や出来事などを皆に聞いてみました。
(ちゃんとした目的や進行をしていないので「回想法」とは呼んでいません)
プロジェクターを使っての、昔の道具の使用方法や思い出を聞き出す方法は、「皆で共有しやすい」「先生役をやってもらいやすい」などがあるように思います。
「どう使うの?」「どこを回すの?」
など、「知らないフリ」「とぼけてみる」ことで、皆から記憶と、言葉と動作を引き出し、皆の意見を刷り合わせていきます。
「ここを回すのよ・・・」
知らないフリをして引き出すのは演技力やもってき方の工夫が必要ですが、いつもとぼけている自分にとっては好都合でしょうか?笑
皆が主役となり自信をもって話をしたり、人に伝える事ができるって素敵ですね☆
残っている・うずもれている記憶に基づき、自分を信じれる時間や機会を多く取り込めるように色々なアプローチや機会を作り出したいものです。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2016年01月05日 Category:スタッフ日誌