ひもとき

Published by sato

新しい入居者さんがみえました。

新しい暮らしの始まりです。

 

ところが食事をあまり召し上がられません。

もともと偏りはあるとのことですが、どうしたものか・・

とリーダーから相談ありました。

 

「ああすれば」「こうすれば」等々助言する事は簡単です。

 

でも、そこは意地悪な井さん。

ヒントを与えつつ、自分でアプローチ方法を導き出せるように仕向けます。

その時に使うツールの一つに「ひもときシート」というものがあります。

 

「ひもときねっと」「ひもときシート」で検索すれば、概要や使い方、ダウンロードできるようになっています。

 

認知症という状態にある方の周りにいる方が抱える「課題」を、「ひもとく」ための視点8分野を書き込めるようになっています。

 

なぜそうなっているのか?

なぜそのようなことをされるのか?

なぜそのようなことを言われるのか?

 

等々の原因を探っていくもので、いろいろな現象が起きる要素を、様々な視点に分解する様式になっており、そこから課題解決の糸口を見つけようというものです。

 

なぜ なぜ なぜ これを追求しようとする姿勢が専門職としての入り口です。

 

まぁその前に関係性作り、水分補給が必要ですけどね。

という事で「喫茶店行ってりゃあ」と、時間と機会もスタッフに渡します。

 

「生活の取り戻し」を目指して、本人もスタッフも奮闘せねばなりません。

頑張りましょう☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2015年06月03日 Category:スタッフ日誌