今一度
9.11のブログで紹介させて頂いた、ロト6を買いにいく利用者さん
利用当初の頃は、生活費がなくならないように、あれこれと、アプローチしていました
あれから4ヶ月が過ぎた今・・・
ロト6を買いに行く姿はありません
そればかりか、「何で自分の金を他人に管理されんといかんのだ?」
と、ご立腹気味になることが増えている日々
現状は、通帳・印鑑は権利擁護センター保管
援助員が定期的に生活費をもってきます
そのお金は、ご本人の財布の中がなくなりかけたら、職員から1000円、2000円渡しています
ご本人さんが言われる通り、まさしく「管理」状態
いつも財布の中にはお札が1,2枚しかない暮らし
本人側からみて、こんな暮らしが「文化的」な暮らしなのだろうか・・
こんなひもじい思いをするために何十年も働いてきたのだろうか・・
間違いなくご本人の暮らしぶりを変えている原因は「認知症」
僕らが戦わないといけないのは「認知症」であり、ご本人を「管理」することが目的ではありません
かといって、暮らしができなくなるのを何もせずに見ている訳にはいかないのも事実です
「本意」と「本位」のせめぎ合いの中、僕らに何ができるのだろうか・・
「有する能力に応じて・・」
確かに当初は、ロト6をよく買ってお金が減っていました
でも今の能力、思考、環境を考えると、当時と違う事になるような気がします
現状の応じ方としては、もう一度ご本人の能力を信じ、把握し直してもいいのかも知れません
「覚悟」を決めて、ご本人と「認知症」に挑んでみようと思います
僕らが出会い、関わったからには、何とか「悪くない」暮らしを目指してほしいものです
可能な限りの「アセスメント」「予測力」「対応力」「情報交換・共有」「チームプレイ」
僕らにできることを総動員して・・・
行方の見守りと応援をお願い致します
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
さて、明日は「介護福祉士」の受験
悪天候(極寒)と、体調不良(歯痛)の中挑みます
こちらの行方と応援もお願いしますね☆
受験の仲間達、一緒に頑張りましょう!