基本原則
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介護現場で「看護師と介護職の連携が・・・」
と相談されることがあります。
看護職は医療職として、介護職は福祉職としての教育・感覚があるので、両者のものの見方、考え方、価値観が違っていて当然です。
また、根底にある、もともとの仕事に対する考え方、性格傾向も異なる事が多い。
結果、摩擦が生じたり、対立することも・・
双方の理解の違いは、自分の役割・責任を果たそうと思うほど強くなってしまいます。
どちらか一方の意見が通れば、片方の不満は潜在的に根深くなっていく・・
そうなる前に相互理解の1歩は
「話し合い」
ですね。
「相手が変われば解決する」と思っていては状況は変わりません。
相手もそう思っているからです。
ではどうすれば解決の糸口を見つけれるか・・
それは、
「自分が変わるということ」
そして
「相手の置かれている現状を知り、意見を聞いてみること」
誰もが自分を理解してほしいと思っています。
自分の意見を聞いてもらいたいと思っています。
その先には衝突か、どちらかが不本意ながら折れるかしかありません。
そこを突破する上で大切な姿勢・・・それは
「自分を理解してもらうということは、相手を理解しようとすること」
この互いの姿勢が事を解決していく基本原則なのだと思います。
人はそれぞれものの捉え方や考え方、価値観が異なっています。
しかし異なる価値観をもつ両者は、先の姿勢を意識し、協働していけばいい仕事になりません。
看護職と介護職だけの事ではありません。
すべての人間関係にも共通している大切な姿勢なのだと思っています。
この基本原則を理解したうえで、話し合いをしてみませんか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2016年08月22日 Category:スタッフ日誌