「主体者」「主体場」

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本来人は主体的に生きる生きものだと思います。

ところが、認知症や要介護状態になると、

生きるための生活行為を行う機会を奪われ、

安心安全の名のもと、管理されて生きる事が増えていきます。

 

そうならないように、少しでも生活の主体者を継続できるように

応援していくのが、私たちの仕事なのだと思いますが、

それを現場で実践となると、どんな場面にいきつくのでしょうか。

 

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生きるために必要な「食」にまつわる行為が

生活の要の一つになるのだと思うのですが、

「食」の場面で主体性を発揮している場面は、

写真のような場所だと思うのです。

(台所や調理場がフロアにある場合)

 

「自分たちが食べる食事をなるべく自分たちで」

となると、それを実行する場所が台所や調理台となり、

そこで調理や片づけを行う姿が「主体的に生きる姿」の

一つになると思うのです。

 

場所と行為が合致すると、

なんか分かりやすくないですか??

 

今後も主体的に生きる姿を

どこでどんな行為と掛け合わせながら引き出せるか

工夫していけたらと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2021年08月22日 Category:スタッフ日誌

「存在感」

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スタッフが子連れ出勤しました。

 

本能的? 視覚的?に

皆さんの心と動きを引き出す天才ですね。

皆笑顔や言葉かけが増えます。

 

中には先ほどまで怒っていた方まで・・

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給料もらっていますし、専門職として関わらせて頂いていても

打開できない雰囲気や状態を一瞬で変える存在。

参りました。。。

 

「能力」でなく「存在」

学びや努力で「能力」は高められる事はありますが、

必要に応じて「存在感」を高めたり、

「存在感」を出すにはどうしたものか。

 

そこもケアの質や実行力に関わってくるだけに、

相手の視点から自分の言動、ふるまいを振り返ってみる事は大切だと思います。

相手にとって自分がどんな「存在」なのか。

考え、感じながら工夫していきたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2021年08月17日 Category:スタッフ日誌

もうひと辛抱

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暑さやコロナ対応にて、外出の機会が少ない日々が続いています。

ワクチン接種が進み、少しづつ買い物等の外出の機会を増やして

いけるかと思っていた矢先、県内でも再び感染者数が急増しており、

現状維持の日々が続いています。

 

とは言っても、人の少ない場所や店の利用は注意しながら

行っています。

夕方の喫茶店はなかなかゆったりしてていいものですね☆

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元通りの暮らしまでとはいかないでしょうが、

生きていくために必要な食糧や日用品の調達に

日々出かける暮らしの支援の再開が待ちどおしいですね☆

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2021年08月12日 Category:スタッフ日誌

新しい「風」

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あっという間に8月

バタバタしているうちに、

ブログ更新のタイミングを1回飛ばしていたようです。汗

すみません。

 

さて、新しい入居者様が入られ、

グループホームの活動風景に変化が出てきました。

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私たちの仕事は

「有する能力応じ自立した日常生活を送れるように」

という介護保険の基本方針の一つに則ったものですので、

入居されている方の「有する能力」によって、

生活が送れるような応援の仕方や、かかわり方が変わるのだと思います。

 

新しい入居者のできる事や、他者との関係性により、

新しい「風」が吹き出しているのを感じています。

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この吹き出した風を活かせるように、

仕事のあり方をチームで確認していきたいと思います。

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滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2021年08月06日 Category:スタッフ日誌