「主体者」「主体場」
本来人は主体的に生きる生きものだと思います。
ところが、認知症や要介護状態になると、
生きるための生活行為を行う機会を奪われ、
安心安全の名のもと、管理されて生きる事が増えていきます。
そうならないように、少しでも生活の主体者を継続できるように
応援していくのが、私たちの仕事なのだと思いますが、
それを現場で実践となると、どんな場面にいきつくのでしょうか。
生きるために必要な「食」にまつわる行為が
生活の要の一つになるのだと思うのですが、
「食」の場面で主体性を発揮している場面は、
写真のような場所だと思うのです。
(台所や調理場がフロアにある場合)
「自分たちが食べる食事をなるべく自分たちで」
となると、それを実行する場所が台所や調理台となり、
そこで調理や片づけを行う姿が「主体的に生きる姿」の
一つになると思うのです。
場所と行為が合致すると、
なんか分かりやすくないですか??
今後も主体的に生きる姿を
どこでどんな行為と掛け合わせながら引き出せるか
工夫していけたらと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「存在感」
スタッフが子連れ出勤しました。
本能的? 視覚的?に
皆さんの心と動きを引き出す天才ですね。
皆笑顔や言葉かけが増えます。
中には先ほどまで怒っていた方まで・・
給料もらっていますし、専門職として関わらせて頂いていても
打開できない雰囲気や状態を一瞬で変える存在。
参りました。。。
「能力」でなく「存在」
学びや努力で「能力」は高められる事はありますが、
必要に応じて「存在感」を高めたり、
「存在感」を出すにはどうしたものか。
そこもケアの質や実行力に関わってくるだけに、
相手の視点から自分の言動、ふるまいを振り返ってみる事は大切だと思います。
相手にとって自分がどんな「存在」なのか。
考え、感じながら工夫していきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
もうひと辛抱
暑さやコロナ対応にて、外出の機会が少ない日々が続いています。
ワクチン接種が進み、少しづつ買い物等の外出の機会を増やして
いけるかと思っていた矢先、県内でも再び感染者数が急増しており、
現状維持の日々が続いています。
とは言っても、人の少ない場所や店の利用は注意しながら
行っています。
夕方の喫茶店はなかなかゆったりしてていいものですね☆
元通りの暮らしまでとはいかないでしょうが、
生きていくために必要な食糧や日用品の調達に
日々出かける暮らしの支援の再開が待ちどおしいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
新しい「風」
あっという間に8月
バタバタしているうちに、
ブログ更新のタイミングを1回飛ばしていたようです。汗
すみません。
さて、新しい入居者様が入られ、
グループホームの活動風景に変化が出てきました。
私たちの仕事は
「有する能力応じ自立した日常生活を送れるように」
という介護保険の基本方針の一つに則ったものですので、
入居されている方の「有する能力」によって、
生活が送れるような応援の仕方や、かかわり方が変わるのだと思います。
新しい入居者のできる事や、他者との関係性により、
新しい「風」が吹き出しているのを感じています。
この吹き出した風を活かせるように、
仕事のあり方をチームで確認していきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治