「主体者」「主体場」
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本来人は主体的に生きる生きものだと思います。
ところが、認知症や要介護状態になると、
生きるための生活行為を行う機会を奪われ、
安心安全の名のもと、管理されて生きる事が増えていきます。
そうならないように、少しでも生活の主体者を継続できるように
応援していくのが、私たちの仕事なのだと思いますが、
それを現場で実践となると、どんな場面にいきつくのでしょうか。
生きるために必要な「食」にまつわる行為が
生活の要の一つになるのだと思うのですが、
「食」の場面で主体性を発揮している場面は、
写真のような場所だと思うのです。
(台所や調理場がフロアにある場合)
「自分たちが食べる食事をなるべく自分たちで」
となると、それを実行する場所が台所や調理台となり、
そこで調理や片づけを行う姿が「主体的に生きる姿」の
一つになると思うのです。
場所と行為が合致すると、
なんか分かりやすくないですか??
今後も主体的に生きる姿を
どこでどんな行為と掛け合わせながら引き出せるか
工夫していけたらと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2021年08月22日 Category:スタッフ日誌