伝え続けて、半月
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短期記憶に障がいがあり、いつも一緒に布団を干しても、
「誰かが勝手に布団を干した~」
というOさん。
前もって行為行動に説明や確認をさせてもらっても
「そんなことを言ったか~?聞いとらん」
と。
Oさん「早よ~赤ちゃん作らんとあかんよ」
「若いうちにつくらなあ!」
と言われ続け約1年。
スタッフ「今日はお腹が痛くて・・・少し休ませて下さい」と話すと、
Oさん「あら~、メンスか~?」
スタッフ「いや、妊娠しましたよ」
Oさん「あら!そう!何か月?今が一番大事な時期だよ~」
毎回、この話で盛り上がります。
時々、お腹を擦っていると、
Oさん「お腹痛いの?メンスか~」といつもの会話。
スタッフ「私、妊娠しました」と同じ話をします。
こんな会話が約10日間。お腹を擦ったり、少し体調がすぐれないと話すと、
Oさん「赤ちゃんいるんやろ?冷やしちゃあかんよ。大事な時期なんだから」
あれ?!いつもと違う反応??
毎回、同じ話を繰り返した結果か、妊娠していることを覚えられている。
しかし、他の入居者の方が
「この人は夫婦で働いているんだよ。」と話すと、
Oさん「そうだったの?私、旦那さんを見たことないわ」
アッ!そこは同じ話をしても覚えていないんですね。笑
Oさんは昔、子供の教育をしていたこともあり、
脳の中で、興味や関心のあることを、理解や処理をしているのかも知れませんね。
ある日の出来事からでした。
グループホーム滝子1丁目施設 岡田沙織
2017年08月20日 Category:スタッフ日誌