「かわす」ではなく「交わす」

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「何とかUさんのとの約束を果たせそうで良かったです!」

「約束の地、伊勢へ!」

スタッフの熱いコメントが連絡網のラインに入りました。

 

三重出身のUさん。

日常の会話の中で「伊勢参りに行きたい。赤福をたべたい」

こんな話題が時々聞かれる方です。

 

ある時その話題になり、「行きましょうね」と約束を「交わした」のでしょう。

その場凌ぎの「かわし」言葉で終わることが多い認知症の方々との会話。

そんな中で、諦めずにその思いを叶えて差し上げたいという思いを感じました。

 

片道150km程。

高速で2時間程度。

神宮の中は長い砂利道。

この方は歩行できず、常時車椅子の方。

年齢は90をとうに過ぎている。

「行けるか・・・」

 

でもなんとかその思い、叶えて差し上げたい。

約束も「交わした」

可能な限り諦めずに挑む。

それが波の女スタイル。

そうであってほしいし、そうなっていきたい。

 

「利用者・入居者支援」はそれを可能にする「スタッフ支援」が大切。

目の前の方々のために、スタッフの支援に力を注ぐ。

スタッフの「思い」「想い」を叶える支援。

これは、先輩の仕事です。

 

きっと帰ってきて3分とたたず「行ってない」となるでしょう。

それでもその瞬間瞬間を大切にしたい。

そしてその過程を大切にしたい。

そして、その場をやり過ごす(避ける)時の「かわす」にしたくない。

「人」とやりとりをする「交わす」にしたかったのでしょう。

 

決行は今週中かな。

また、報告させて頂きたいと思います。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2日前の伊豆より大島を望む。

「いつか行きたいな」

願いは叶うし叶えるものですよね♪

 

 

 

 

 

 

 

2014年05月19日 Category:スタッフ日誌