変化

Published by i

立春だった先日。

滝子にとって今年初の行方不明者が出ました。

今回も施設スタッフの捜索に加え、警察にも協力を依頼したのですが、その時のやりとりの一コマ。

 

「Nさん 何回目だっけ?」

すっかり有名人。

 

そのやりとりからあるシーンを思い出しました。

10年前になるでしょうか。

 

昔やっていたデイサービスから出られて迷子になられた方がみえました。

警察から発見の連絡を頂き、署に伺うとご主人も来られていました。

 

警察に保護され少し戸惑っているご本人やご家族、施設スタッフの前で大声で言ったのです。

「自分で帰れないんだから、高い塀で囲って出られないようにしないといかんわ!」

 

怯えていたご本人。

「何か違う」と憤りを覚えた自分。

 

あれから10年。

新オレンジプランで国家戦略となりました。

 

警察のご本人に対する対応、言動も変化しています。

認知症という状態にある方々にもようやく「人権」「市民権」が訪れようとしているのでしょうか。

もうひと踏ん張りして、社会からの見る目、見られる目を変えていかねばなりませんね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

親切に対応して頂いているのに、怒られているように見えますね・・

怒られるイメージしかないので、こちらが警察の方にビビッているのかも知れません。笑

 

 

 

 

 

 

 

 

2015年02月07日 Category:スタッフ日誌