コントラスト
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白菜を切る。
大根を切る。
人参を切る。
豆腐を切る。
肉を切る。
入居者・利用者が、包丁を持って食材を切る場面が毎食あります。
自分達が食べる食事を、「有する能力に応じ」自分達で調理をされている訳ですが、その環境設定が大切だったりします。
切るには「まな板」と「包丁」が必要ですが、この組合せはいかがでしょうか?
そうです。
緑の食材に緑のまな板。
コントラストが問題ですね。
まな板の色は「白」「ピンク」「オレンジ」「グリーン」「黒」等があります。
なぜ色々な色があるのでしょう。
食材×まな板の色の組合せができるようにしているのです。
白いまな板で、大根、たまねぎ、豆腐
オレンジ色のまな板で、人参
ピンク色のまな板で、肉
グリーンのまな板で、緑色の野菜
こんな組合せを時々目にします。
まな板と食材が同色系だと、指を切るリスクが高くなるかも知れません。
サクサクできる方はいいかも知れませんが、中には目が見えにくかったり、指や腕の動きが鈍かったりする方も包丁を使います。
そんな時には食材とまな板のコントラストに配慮できるといいですね。
生活支援は奥が深く、範囲も広いですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2015年02月17日 Category:スタッフ日誌