「主体性」を導き出すアプローチ②
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- 押し付けない、強要しない
利用者の「できる事」が見えてくると、「やらせる」「やらなければいけない」といった、行き過ぎた誤った感覚に陥る可能性があるので注意です。
「○○して下さい」
「○○しないとご飯食べれませんよ」
といった「させる」とか「条件付き」になり、押し付なってしまいがちです。そうなると、動いて能力は発揮できていても、主体性は職員に移り、職員の指示で動く受動的な姿になってしまいます。
最初の内はやる人、やらない人が分かれる(ずっとやらない人もいるとは思います)と思います。
そこであせらない事です。
力加減で勝る職員が押し付けると、断りきれず嫌な思いをされる事もあると思います。
それでも続けていると、職員も利用者も慣れて、押し付けている、押し付けられている感覚が麻痺してしまうかもしれません。
行き過ぎはパワハラであり、虐待と言われてもおかしくないという事を肝に銘じておかなければなりません。
私達のもって行きかたは「そそる」です。
「しようかなぁ」「やってみようかな」を引き出す事を、心がけ、色々なアプローチや仕掛けをする必要があります。
皆さんも「させられる」より「そそる」方がいいと思いませんか?
そんな環境の方が素敵だと思いませんか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「天気がいいから海いきたいね」利用者
「ではいきましょう!」
「○○したい」が即叶うと、主体性が出てきますよね。
「わがまま」と「主体性」の区別がつきにくいのですが・・笑
2015年09月23日 Category:スタッフ日誌