一年の「反」は大晦日にあり

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「反」は当然、「反省」という意味です。

「反省」とは

・自分がしてきた行動や発言に関して 振り返り、それについて何らかの評価を下すこと。

・自分の行動や言動の良く なかった点を意識しそれを改めようと心がけること。

とあります。

 

今年1年を振り返りどうだったのでしょうか?

事業所として、または個人として。

 

公式な会社のブログですので、事業所としては「反省」というより「振り返り」ですね。

利用者、入居者におかれましては、大きな事故トラブルのなかった1年であったように思います。

職員側は、夏過ぎから体調やメンタルの調子を崩すスタッフが複数名出て、人員配置基準を切らないよう四苦八苦してしまいました。

介護の質は、慣れやスタッフ入れ替わりの中で、「基本」がおろそかだったり、抜けがちになってきた1年であったように感じます。

あまり前進できなかった1年。

個人的にはそう思っています。

 

「組織」がそのようになっている理由のひとつに、組織をまとめる側の「自分」の姿勢や動きが影響を及ぼしていることもあるのだと思います。

これは個人としての「反省」です。

 

必要以上に「ゆるさ」「甘さ」が自分に中に残っています。

あと、課題解決に対してのレスポンスの悪さもあります。

パフォーマンス型の自分は、ここ一番の集中力はありますが、継続して取り組む事が苦手と言えます。

何があろうとこのブログが継続的にできたのが唯一の救いでしたが。

 

前の職場は自由人の自分に合っていて、あちらこちらに飛び回ることができていました。

そして「マイペース」や「ゆとり」の中で力を発揮できていたのだと思います。

現在は毎日同じ職場で、決められた時間枠、決められた動きの中で、思考回路が固定気味、磨きをかけ続ける事の難しさと大変さを実感している現状があります。

 

「ゆとり」がない

「時間」がない

 

確かに言い訳をする理由にはなるかもしれません。

1日が24時間である以上、時間枠、物理的にどうにもならないこともあります。

でも、言い訳の材料にしているうちは前に進めないものです。

 

でも、自分だけが大変な思いをしている訳ではありません。

他のスタッフも、同じ大変さや忙しさの中でずっとずっと仕事をし続けているのです。

これからもずっとです。

 

そんなスタッフ達や、全国の仲間の奮闘を考えると、ここで止まっている訳にはいきません。

前に進まなくてはなりませんね。

認知症の進行も職員のスキルアップもまったなしです。

 

「最前線の挑戦者」としての姿勢を維持していきたいものです。

介護職は、自分との戦いです。

 

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大晦日 退勤時の滝子の様子です。

一例して現場を去りました。

そして、明日からまた新たな一歩が始まります。

 

今年1年間、ありがとうございました。

来年も、ご声援をよろしくお願い致します。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2015年12月31日 Category:スタッフ日誌