つなぎ
毎月小規模多機能・クラブ滝子では「家族懇談会」を開いています。
ここ1ヶ月のトピックスや、サービス利用の状況を写真でお伝えしたり、事故報告を行ったり、来月の予定を確認しあったりしています。
その中で、「定員や宿泊の調整が難しい日があったら、うち(利用者)がずらすから言ってくださいね」等ありがたい言葉を頂けたりします。
その中で、今回は改めてではありますが、職員の紹介を1人ずつさせて頂きました。
「顔は分かるけど、名前は分からなかったですね」と家族。
他の事業所では、壁に職員の顔写真と名前を貼り出していたり、その日出勤のネームプレートを掲げていたり、施設新聞やペーパーで紹介したりしていたりしていることと思います。
本当に今更で、申し訳なかったです。
職員と家族は、利用者を介して繋がっていけるといいですよね。
家族に代わって、利用者さんと関わらせて頂いている訳ですので。
どんな職員が自分の大切な身内の介護をしているのかを知る
2月3日の「和田行男」のけあサポのブログにも通じるものですが、人と人を丁寧に繋いでいく事が大切な仕事でもあります。
どこまでいっても、「人」と「人」が共に織り成していく世界ですので。
しかしそこに注意点もあります。
職員と家族との接点が増えると、利用者さんに関するやりとりも増える事になります。
その時に、一現場スタッフだけの「主観」や「情報」を伝える・述べる・答える事はしないようにしないといけません。
何気なしに話した言葉は、家族からみれば事業所代表の言葉に聞こえると思うのです。
利用者さんに関する大切な「情報伝達」「質問」「相談」等に関するやりとりは、事業所の責任者等の「窓口」となる立場の者が伝える・答えるようにしたいものです。
家族の窓口も一本、事業所の窓口も一本
大切な情報交換や方針などの決定は、この1対1でやりとりする。
これが互いの「ズレ」「誤解」を防ぐ一つの方法だと思います。
現場スタッフとのやりとりとしては、日常的な会話や労いの言葉をかける事を中心に、家族からの情報、お願い事や質問を預かり、責任者に伝える役割りを担ってもらうのがいいのではないかと思います。
今一度、そのような事も職員と家族に対して確認していきたいと思います。
話が広がりましたが「家族懇談会」ですので、職員ぬきで家族同士が「懇談」する機会も増やしていきたいと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
「くだらない」
いや、なにげない、日常会話が得意な職員といえば。。(笑)