転換
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世間を騒がせている施設スタッフによる連続容疑の話でもちきりのここ数日
世間一般や家族の立場では
「殺人なんてありえない」
「許される事ではない」
一方で介護職や現場を知る方の立場では
「他人事ではない」
「起こりえる」
大きな波紋が広がる事件には違いありません
失った命は戻らないのですから、ご本人家族の苦悩を察します
しかしここから始まる1歩もあると思うのです
大きな反省とともに、次に何が活かせれることがあると思うのです
それは、利用・入居される方の家族や、地域近隣の見る目が変わるのでは?と思うのです
今までよりも厳しい目で見てもらえたら幸いですね
自分の立ち振る舞い、言動が「見られている」
相手の目を通して自分の仕ぶりを「見る」
そんな感覚、センスがまだまだ足りないだらしない業界なのだと感じています
もちろん「波の女」だってそうです
介護スタッフの「自分がやりたい・追求したい」を行うのが仕事ではありません
目の前の要介護状態の方々にとって「必要なことを」「必要なだけ」提供するのが仕事です
時に「本意」の実現に尽力したり
必要に応じて「本位」を実践したり
その結果、関わっている要介護の方々が「人として生きる姿」を維持・取り戻せていくとか、家族が暮らしを取り戻せていけたら素敵ですね
目の前の方々は、どのような姿で生きていますか?
家族や地域の方々の目には、利用者・入居者の姿がのように見られているのでしょう?
そこが仕事の結果であり、到達点なのだと思います
今回の事件を機に、全国の介護事業所、介護従事者の気が引き締まればと思います。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2016年02月18日 Category:スタッフ日誌