理由
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読み上げる人・はじく人
めちゃめちゃ息ピッタリ!
ここから、さかのぼること約10分。
買物に出かける人たちを見送ったお2人。そこに漂う「居残り・させられた感」
表情も険しい・・・「本当は行きたかったのに」「外に出たかったのに」
本心はこんなところのように思えます。
察することはできても、この時間、その意に添うことはできない状況でした。
先手を打つという今後の課題を感じつつ、とにかく今「なんとかしなきゃー」
と、見渡して目に入ったのは、仕出しの注文をまとめたメモ用紙。
人数分のメニューと、金額が記されたその紙をお見せして、支払金額の計算をお願いしてみました。
なんとなくですが、数字や計算に強い・得意・好きというイメージのあるお2人だったので。
マラカスのごとくシャカシャカと振りながら、そろばんを持って部屋からでてきたこの方の顔は、にんまり(笑)
お2人の得意分野に加え「居残り組」の共感からか、名コンビ結成までに時間はかからず、帳簿の計算なんかも、つぎつぎと。そして職員の主観ではありますが、嬉々として協働されているようにもみえました。
玄関の施錠が解放されている状況だけに、スルーしがちな
入居者さん達の「実は閉じ込められた感」に、ちゃんと気付かなくてはと思います。
「本当は出たいのに」を感じると、何とかしなきゃ、という気持ちが強く働いてしまいます。
思いついた‘そろばん。
なんとかなりそうなものを、私が咄嗟に探した理由は、入居者さんの笑顔見たさや、不満解消というより
見えない施錠に対する職員としての、すべきこと。
の責任からの・・・という気がします。
思いが先行して空回りも多いので、周りの人達にたくさん助けてもらっていますが
グループホーム滝子通一丁目 駒木根純子
2016年10月09日 Category:スタッフ日誌