「コミュニケーション」の大切さ
グループホーム職員の古賀俊樹です。
早いもので季節は10月になりましたね。
先日は台風の影響で少し肌寒い気候でしたが
最近では秋晴れで過ごしやすくなってきました。
今回は先月よりグループホームに入居されたT様のことについて
書かせて頂きたいと思います。
日常生活では調理や洗濯干し、掃除など日々お力を発揮して頂いています。
少しずつグループホームの環境には慣れてきているこの頃ですが
本人様に「何か趣味や好きなことありますか?」と訪ねてみました。
「特に全然ない、寂しい・・・」とのこと。
何が出来るのか考えてみました。
ある日の夜勤の日、事務所にいた私に
「何か寂しい、どうしたらいいのか分からない・・・」
と声を掛けてきました。
「どうしましたか?とりあえず椅子に座ってお話をしましょうか?」
と返してみました。
少し表情が混乱されていたので、
お茶を飲みながらゆっくりとお話をさせて頂きました。
日中では他の業務もあり、一人の入居者様と長くお話する時間が
限られていますが、この時間に本人様と関係性を作る機会だと思い
じっくりと聞くと少しずつ表情が和らいでいくのが分りました。
話の中で「今は特に何もない、まぁ~天気が良いなら外に出たい!」
と言われたので、
「じゃ明日は快晴なので外でコーヒーでも飲みながらゆっくりしましょうか?」
と訪ねると「ありがとう!」と表情に笑顔もあり居室へ戻られました。
そして、次の日の朝、朝食後ご飯食べられ一息の時間。
「今日はとても晴れて外の空気は気持ちいいですよ~
コーヒーでも飲みましょう!」
と訪ねると、最所は渋い表情でしたが
椅子とテーブルを用意すると
「気持ちのいい朝だなぁ~ありがとう!」
と満面の笑顔で喜ばれていました。
他の入居者様も太陽の光を眺めながら
飲むコーヒーはいつもと違った風景だったのでは
ないかなと思います。
今回のことを振り返ると、「コミュニケーション」を通して
得た情報や機会から関係性を作る大切さを学びました。
そのことを忘れずに、今後もいろんなことに
取り組んでいきたいと思っています。
まだまだ、コロナウイルスが収束していませんが、
体調には気をつけて皆様お過ごしくださいね☆
グループホーム職員 古賀 俊樹