「見える化」「見えない化」
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前回紹介させて頂いた、新しい入居者さん。
簡単な調理に洗濯干し、たたみ、他者との会話、
車椅子にて買い物等々、さっそく馴染んで暮らされています。
この行っている事だけをみれば、要介護1か2かといった
ところでしょうか。
実際は要介護はもっともっと重い方です。
パット見ではわからないのが認知症。
脳の病気というのは、その原因が見えないので、
とてもやっかいです。
みえない障害、みえにくい障害ですね。
じっとしていれば、より障害は見えない状態となります。
何か行動を起こすと、あちらこちらに不具合が出てきます。
そこで「できるできない」「わかるわからない」が見えて
きます。
「できない・わからない」事が多く、その都度手助けが
必要になり、その時間や量が増えると介護度もランクが
上がっていきます。
写真のような姿はセッティング、アプローチの結果や過程なので、
パット見では介護度が重いようには見えないですね。
認定を受ける、調査を受ける時には、
客観的に不具合を「見える化」し、
暮らしの中では不具合を「見えない化」する。
まぁ、ぼくらの仕事はそんな面もあります。
認知症を見えにくくするのは職員の段取り、調整の賜物ですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
昨夜ほぼ貫徹だったとの事。汗
夜になるといろいろ症状がでる方も結構あります。
2020年12月12日 Category:スタッフ日誌