ともに
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かつてない大惨状の廊下ですね。
シュレッターのゴミです。
掃除に対する「意欲と行動」を引き出す仕掛けをスタッフがしたようです。
「なんでこんなになってるの?」
と必然的に始まった掃除。
もとの埃や汚れも一緒に掃除できます。
ここで大切なのは・・
「やらせる」は当然の事としてだめな訳です。
「やって頂く」は表現がソフトですが、どうでしょうか?
ポイントは「本人の気持ち」だと思うのです。
「やらせる」「やって頂く」も、結果としてやっている行為は同じ訳で、
本人が「やらされている感」があるかないかが分かれ目なのではないでしょうか?
その「やらされている感」を軽減するアプローチで大切だと思うのが、
「一緒に行う」
だと思うのです。
有する脳力能力を活用する、引っ張り出すのは、介護職の仕事です。
しかし「能力を使っていればいい」という事だけではありません。
能力に合わせ、ご本人の主体性や気持ちを引っ張り出したり、気持ちよく行って頂く事が大切なのだと思うのです。
「何で私だけが・・」
「何であなたはやらないの・・」
仕掛けをしたり、依頼した張本人の職員が、「見ているだけ」「声をかけているだけ」ではそんな風に思われてもおかしくないと思います。
「一緒に行う」
仕掛け、声かけした職員は「どうかな?」と見ていたところ、一緒にやっていました。
基からできているのかもしれませんが、職員さんが「仕事」をしている姿を見るのは気持ちいいですね☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2016年03月05日 Category:スタッフ日誌