工夫

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写真は、夜中の暗いリビングの脇にある

風呂場の写真です。

 

なかなか風呂に入られない入居者がみえ、

皆でいろいろアプローチをしています。

 

人、タイミング、声かけ、頻度、シチュエーション、

様々な工夫をしながら、主体的な入浴を目指して

いますが、なかなかうまくいかず、結果勢いで

入って頂くというか、入れているといった事になりがちです。

 

ときどき女性スタッフが上手に支援できている

時がありますが、男性の自分だとエイヤーとなりがち

なので、なんとか工夫しないと・・

といった流れの1つのアプローチが、

写真の状況です。

 

「砂漠に現れるオアシス」

のイメージですかね。笑

 

夜はなかなか寝られず歩き回っている事が多いので、

誰からも勧められる事なく、

誰の目も気にする事なく、

自分のペースで、

入りたい時に入れる

入りたくなる

お風呂の機会を提供できないかと夜勤の度に

セッティングしているところです。

 

現在までのところ、その成果は・・・

0%

とほほ。

 

まだまだ工夫が必要ですかね。

と思っていたら、先日の夜間帯に、

何もセッティングしていないのに、

お湯も入っていない風呂場で、

自ら服を脱ぎ入られたと報告あり。

(急いでお湯をいれたそうです)

 

どういうこと???

 

認知症介護の現場は

こちらの段取りどうりにいかない事ばかりです。

 

それでもあきらめずに、

工夫し続けるのも仕事のうち。

その先に成功体験が起こるかもしれません。

きっとすごい嬉しくてたまらない瞬間でしょう。

 

その瞬間を夢みながら、

工夫工夫

していきますかね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2021年01月11日 Category:スタッフ日誌