投票支援

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22日は選挙投票日でありますが、台風の影響で動きにくい可能性があります。

という事で、本日自分の住所地の期日前投票に行ってきました☆

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滝子の施設に住所がある入居者さんや、自宅から通っている利用者さんにも、

投票用紙が届いています。

要介護や認知症という状態にあっても、国民の一人として「投票権」はお持ちです。

 

 ある利用者さんに行くか聞いてみたら「行くよ」と言われました。

他にも声をかければ、行かれる方々がたくさんいると思います。

可能な限り、その意思を実現できるようにして差し上げたいですね☆

 

悪天候の中の移動は厳しいですので、期日前投票の段取りを進めねば。

と、いっても既に明日は前日で、たぶん終日雨模様。

ちょっと、段取り悪くなりつつある今回の、投票支援。

 

しかし、会場入り口までの移動は支援できても、その先の投票場内の移動や記載に関しては、

当然タッチする事ができません。

もちろんどこの政党、誰を応援するかの意思決定もタッチできません。

 

当施設の利用者・入居者さんは基本全員「認知症」という状態にあります。

投票所の担当の方は、中での移動や記入方法や投函行動はサポートしてくれますが、

当然、どこの政党、誰にするかは、本人の意思、判断に任せるしかありません。

記憶力や判断能力に多かれ少なかれ障害を持たれている方々なので、

いったいどうなることやら?

 

「候補者が分かりません」

「書き方が分かりません」

「字が書けません」

 

投票所では、そんな事も想定して対策をしてはいますが、

個人の権利である「意思決定」は誰もサポートできません。

色々ある中で、公平な投票は意外と難しいのではないでしょうか。

 

そんな環境の中で、「国民としての権利」の執行支援を守りたいものの、

「正しい判断ができるか難しいだろうし、公平な投票につながるのか?・・」

というジレンマを抱えたりしています。

 

関連の話題では、旧公職選挙法は後見人が付くと選挙権を失うと規定していたが、

東京地裁は昨年3月、この規定を「違憲・無効」と判断。

2カ月後には改正法がスピード成立し、昨年7月の参院選から全国で約13万6千人の選挙権が回復したとの事。

 

でも実際後見人がついていない、正しい判断ができるか難しいかもしれない認知症という状態の方々は、

全国で何百万人?もいるのではないでしょうか。

この認知症という状態にある方々の票はめちゃくちゃおっきいですよね!?

 

立候補の方々。

一票一票を必死に獲得すべく頑張っていらっしゃりますが、

介護施設には、たくさんの投票権をもたれた方々がみえます。

認知症の方々に分かりやすく、記憶に残るくらい?(難しいですが・・)何回も施設に通い、

政策といういより、人柄と、スキンシップと、印象に残る色や何かで、有権者にアピールするのも

結構大切な獲得活動だと思います。

(そおいや昔、特養に話をしにきていた候補者いたなぁ)

 

今後、この投票の権利をお持ちの認知症の方々への支援はどうしたらいいのでしょうかね・・

和田さん、お考え、アイディアを。笑

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

2017年10月20日 Category:スタッフ日誌