Before → After (前編)
施設自室内での転倒が発生しているので、入居者さんの部屋の模様替えをちょいちょい行っています。
もちろんデザイン重視や気分で模様替えをする訳ではありません。
転倒のリスクを軽減するためには、スタッフの意識や対応方法、仕組みを改善したり、様々な対策が行われますが、その中でも環境面の工夫もとても大切な要素を持っています。
人は環境の中で生きているのですから。
ある入居者さんの部屋の写真をご覧下さい。(Before)
ご本人、ご家族の了承の基、写真撮影と配置変更をさせて頂くことになりました。
写真左手前が居室の出入り口になります。
バランスが悪く、歩行不安定な方のお部屋です。
入居時に何気なく設置されたベッドや家具の配置のままでしたが、この部屋内で転倒が発生しました。
その時は、幸いに怪我には至りませんでしたが、今後の転倒骨折や怪我のリスクを下げる必要性があるので、配置を替えることにしました。
左手前から歩行不安定な方が出入りし、このベッドで横になられるのですが、どうでしょう?
この配置はご本人の状態に合ってなかったと気づきました。
気づきが遅くて申し訳なかったです。
さぁて、どのように配置替えを行うか・・・
皆さんならどうします?
(続く)
おまけ・・
写真は深夜の、1階夜勤中のスタッフの環境です。記録をつけています・・・
「って、何でこんな暗い中で記録をつけているのか?」
「そもそも、この暗さで字を読み書きできるのか?」
そんなことを考えながら質問すると、色々と理由があるのですが、リビングのすぐ横で寝ていらっしゃる入居者さんへの睡眠の配慮だとか。。。懐中電灯を使いながら記録をつけているんですと。。。
「なるほど」
でも、職員さんにとって一晩この環境で仕事をするのは相当しんどいのでは?
「これは辛いでしょ~。工夫をして下さい工夫を」「メンタル的にも不安ですし、効率も悪そう」
という訳でビフォーアフター。
「はいどうぞ」「ジャンジャジャーン!!」
3階で使っていない電気スタンドをとってきて設置。
こんなのはビフォーアフターでもないか(笑)
ま、環境への適応も大事ですが、工夫しないとね☆
でもなんか、テスト勉強か受験勉強の雰囲気ですね西田さん。ファイト!
Published by 井