大切にするひと手間
Published by sato
休憩に入ったスタッフが何かを・・・
財布の綻びを縫い直して修繕していました。
『買物に行った時に小銭が落ちて大変だったのよ!』と苦笑い。
あっと言う間に修繕完了!
何か不具合がでると、何とかまた使えるようにならないか思案し、試行錯誤される、とてもステキ。
心の豊かな職員さんだなぁ~と うっとり します。
今、ここにある物が、5年後、10年後の利用者、入居者、職員が使い続けることができますように、、、と考えながら掃除をします。
そういう風に思うようになったきっかけを思いだしました。
利用者さんが自宅の台所をスポンジ、布巾、熱湯を使ってサビが落ちるように磨きはじめました。
『ねぇ、〇〇ちゃん(遠方に住むお嫁さんの名前)、こうやって手入れしておくの。ここに住んでくれるかな~?』と仰っていました。
お嫁さんが、いつか我が家で暮らす事を描きながら、楽しみに想われていることが伝わってきました。
掃除=汚れたからするもの とばかり考えていた私ですが
もっというと、掃除しなくても死にはしない!と軽視していました。
でも
掃除=未来に向けて、未来も使うことができるように
ということも含むということ。
買い換えた方が安い という考え方もありますが
可能な限り、今目の前にある物を大切にして、掃除をしたり修繕したりして、少しでも長いお付き合いをしていった方が良い。
物だけでなく、色んなことに通ずるのでしょうね。
なんて、ズボラな私が・・・汗 ガハハ(笑)
人生の先輩の背中をみて
できることからコツコツと!!
滝子通一丁目福祉施設 副施設長 佐藤 恵美子