「キャンユー スピーク ジャパニーズ?」(後編)
最後の日に男子2名が来てくれました。
やっぱり挨拶から。
2人が挨拶をすると、座って見えたご利用者さんが立ち上がりました。
「私が座っていたらいかんね。」と。
「え?なんて?男の子ならもっと大きな声で!」
最初の教えです。
沖縄の地理を教えてくれたり。
折り紙をしたり。
風船バレーをしたり。
一生懸命考えて色々行動を起こしてくれました。
この日のお昼御飯です。
もずく酢。ゴーヤサラダ。オーロラソースも手作り。
炊き込みご飯が良い方。スパムおにぎりが良い方。
とても短い時間でしたが、ご利用者さんも、職員も楽しくすごさせて頂きました。
この短い時間に、「波の女」ではどんな風に皆さんの応援をさせて頂いているのか、
高校生さんにどう伝えたらいいのか、振り返る事ができ、私も勉強させて頂きました。
利用者さんと外出する時、「学校ではこう習ってきました。」と教えて下さいました。
「麻痺がある方は麻痺側に。右利きの方だから左側に介助者が。」
ここに居るご利用者さん一人一人、どんな方?
普段、お家でどうされてる?
職員さんと腕を組んで歩きたいかな?
うちの職員さんどこに立ってる?どこを見てる?など。
もちろん、また、波の女で働きたい。
と思ってくれたら嬉しいですが、色々な介護施設があって、
こんなところもあるんだと思い出してもらえたらいいですね。
「帰りたい。」と思うのを無理に引き止めない。
じゃあ、どうしたらいいかな?と考える。
利用者さん主体で食べたいものを決めて、買い物に行く。
買い物の最中にメニューが変わったり。
毎日が動くデイサービスがあるんだよ。って。
今後どこかで介護に関わった時に思いだして下さいね。
お疲れ様でした。ありがとうございました。
後日昼食時「無事に着いたかなあ、あの子たち。」
利用者さんからふと聞こえてきました。
クラブ雁道 デイサービス
日置 紀子