「大逆転」のススメ Vol.13
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本日の名古屋の午前は秋晴れ。
朝7時に出勤し、小規模多機能型居宅介護「クラブ滝子」利用者のお迎えと、その後の訪問を済ませる。
10時前に昼食食材の買い出し組が出た。
リビングには7名の利用者が残っている。
さてどうするか・・・
風は少なく、日が当たっている所はポカポカ。
天気が崩れたり、寒くなる日も近い。
残りの利用者に問いかける。
「イチョウの木が見事な黄色に染まっていますよ。秋を感じに散歩行きますか?」
「行こか」と反応される方が多くて良かった。
もちろん、「行ってみよーかな」と思って頂けるような雰囲気で問いかける事が大切です。
ワクワク感みたいなものの演出で「そそらせる」訳です。
それに関連して、「大逆転の痴呆ケア」和田行男著 中央法規出版の中から一部抜粋 (P223~224)
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出勤してから退勤するまで その日勤務する職員と婆さんたちが響き合わせをして、今をどう過ごすか、今日1日をどう過ごすか決め合えばいい。
天気がいいから出歩く、悪ければ掃除でもする、腹が減ったら飯にする。
洗濯物がたまろうが部屋が汚れていようが、その日のうちにできないことがあったっていい。
まさに陽を見て、日に合わせて、つまり日和見で婆さんたちと語り合いながらその日を過ごして、合議でいけばいいわけや。
それが人間的やと思うし、がんじがらめに縛られた毎日やっらた生きているとはいえんわな。
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秋も深まり冬が近づいてきましたね。(名古屋地区)
「きれいだね~」
買い物に、散策。
空っぽに近いリビングです。(お一人は体調の都合で残ってみえます)
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2013年11月27日 Category:大逆転のススメ