❀開花❀
こんにちは。『開花宣言発表』を『開花支援発表』と言い間違え、波の女に洗脳?されている佐藤です。明日から4月に入りますね。おかげ様で滝子通一丁目福祉施設も2年目を迎えます。
名古屋は早いもので桜が満開を過ぎ散り始めています。秋田県出身の私としては、3月の下旬は雪解けの所々から顔を出すフキノトウを見て、採って、食べて春を味わうころです。
もちろん名古屋で、歩いていてフキノトウを見かけることはありません(苦笑)
雪国だからこそ春が待ち遠しいのですが、クラブ滝子の御利用者から『桜が咲いたね~!』『花見に行って、醤油の香ばしい匂いがたまらんわな。』(←花より団子笑)と桜を楽しみにされているのが共通項であると感じています。
1月の下旬から利用開始されたAさん。
生い立ちからの影響があるようで、娘ナミコさん(仮名)への執着が強い。
認知症を患い、県外から引っ越してきて1年未満ということもあり、執着は増して
どこへ行くにも、ナミコさんがいないと不安。トイレへもついていく。姿が見えなくなると『ナミコ!ナミコ!』と叫んで、思い通りにならないと『恐ろしい!助けて下さい!』等々なんだかんだと我を貫くAさんにナミコさんも同居家族も振り回されへとへと・・・。と。
暫くは、訪問利用し、スタッフとの関係構築をしていました。
3月に入り、事情により急遽、通い・宿泊を利用。
他利用者と初対面の挨拶、スタッフが仲介にはいりながら
『初めまして~Aと言います。』『おきれいなこと!』などなど会話が弾む。
その後も、料理や片づけ、洗濯物など周囲の動きに乗ろうとするではありませんか!!
夜は『こんな大きな所で眠れません。恐ろしい。』と話すため『申し訳ないのですが、狭い部屋しかないのでそこで休みましょうか?』と居室へお誘いをする。『いいです、いいです。充分です。』と。
翌日からも、買い物は他利用者Bさんと。横にならんで会話するときもあれば、A
さんが前でBさんが後ろ。
Aさん『私の後ろを歩いてくれると安心するわ~。』
Bさん『お婆ちゃん、背中丸めないで伸ばして歩くといいのよ!』
Aさん『本当だね!』
二人背筋を伸ばして歩く。
Bさんは、1人で歩くと猫背で下ばかりを向いて歩く方。
○○みて我がふり直す、相乗効果です。
Aさんの様子をナミコさんへ伝えると、家では家事もなにも全くしない母が?
驚かれる。
社会性や協調性が、母にあるなんて!と。
自宅を訪問している時とは明らかに違う顔をされていた。眩しいくらいキラキラされている。
Aさん開花!
介護保険法のなりたち、
高齢社会を家族だけで抱え込むのではなく社会全体で支えよう。
波の女の運営方針
自分のことは自分でできるように
お互いに助け合って
社会と繋がって
シンプルなことだけど、大切。
『認知症』や『障害』がくっつくことで省かれがちですが、キホンはココ!
2年目もさらに上を目指して、輪を広げて「開花支援宣言!」
Published by 佐藤