「あらら・・」(後編)

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先日のブログ、誤字等あり、分かりにくくなっていました。

すみません。

夜勤明けの入力はダメですね。。。  睡眠は大切です☆

 

さて、昨日の続きです。

河村君の返答は、「一緒にホコリも取れると思って」ということでした。

「ナルホド! よう考えたね~ でも50点!」と言ってしまいました。

70点でも良かったんですけどね(笑)

 

その後に、僕が考えるアプローチの考えを伝えました。

「目的が、スタッフ目線、スタッフ本意にならないようにしようね」と。

今回で言えば、ホコリをとりたいというスタッフ側の意思 が中心になっていてはいけないのかな・・・と。

そのような意思を基にアプローチしていると、主体がスタッフ側になり、違和感を感じるのかな・・・と。

あと、普通に考えてあまりあり得ない状況、不自然な状況を作ると、これも違和感を感じることになるのかな・・・と。

覚えていない・分からないだろうと、相手を見下しているような態度や、仕掛けは周りから見ると「おやっ?」となると思います。

 

今回は少しスタッフ主体っぽいので、違和感を感じたのだと思います。

「こんなところに、こんなごみがでるなんて・・・」

 

逆に、同じような仕掛け・アプローチをする場合でも、目的がしっかりしていればそれはOKだし、違和感を感じにくいのではと思います。

 その目的とは、介護保険の基本方針の「有する能力に応じ自立した日常生活を送れるよう・・」という視点を軸に添え、掃除をするという「思考」と「身体」の能力を活用し、共有スペースの廊下を綺麗にするという生活行為を大切にしたい・今後もし続けられるようにする、という目的や思いでアプローチするのであれば、おのずと関わる態度に真剣身が出るし、その結果として「ありがとう!綺麗になりました。」と労いの言葉や態度も加わり、自分の暮らしていく環境を、自分の有する能力で維持していくという生活の主体者としての姿を演出・支援できたとうことになるのだと思うのです。

 

・指示するスタッフ、指示される入居者さんという構図にならないように。主体はどちらか?を意識する。

・専門職として、〇〇という目的のために〇〇しているということを理解し、他者に説明できるスキルを持つ。

・自分自身の暮らしをベースに思い浮かべ、一般的にありえる状況を作り出す。

 

こんなことが意識できていればいいのではないかと思います。

河村君。基本的におもしろいアプローチでしたよ。さすがです!

今日の昼ごはんの支援はばっちり★でしたから。

 

あとは、主体者はどちらで、何のためにやっているということが明確になっていればよりいい支援になっていくと思います。

一緒に色々アプローチしていきましょう☆

 

しばらくしてから別の入居者さんがこんなことを言いながら掃除してました。

「この廊下を往復するのもいい運動ね♪」

すかさず「すっごい綺麗になっていますよ~。ありがとうございます」と伝えると、

「いえいえ。自分のためですから」

ごもっとも。。。

 

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2012年10月30日 Category:スタッフ日誌