「おせっかいネット」発動

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久しぶりに投稿します。

グループホームの岡田です。

 

写真は、福島県の「おせっかいネット(災害支援法人ネットワーク)」

メンバーの、介護施設の近くに流れる川の氾濫した痕跡の写真です。

 

台風19号により、家屋に震災を受けた方や、

避難を余儀なくされている方へ、お見舞いを申し上げるとともに、

お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り致します。

 

東日本大震災の時に、東京から物資を福島へ搬入しましたが、

今回は10月23日、24日と、台風19号による被害を受けた

福島のグループホームへ災害支援として波の女代表で駆けつけました。

 

23日、名古屋から始発の新幹線で福島入りしましたが、

既に、おせっかいネットワークの方々が、災害発生翌日から何人も入られており、

土砂の排出や清掃、物置の中など整理されている状況でした。

 

迅速な対応により、1週間も経たないうちに

施設内は住める状態になり、避難をされていた入居者の方々も、

グループホームで生活を再開されていました。

 

しかし、細かいところまでは手が届いていない所も残っており、

自分達は、壁の片隅や、汚物室内や、洗濯機の下、

食器棚や冷蔵庫の下など、まだ砂埃が堆積しているところを、

消毒等をしながら、綺麗に掃除をさせて頂きました。

 

床の木目の間にも堆積しており、手拭きを何度も行いました。

ついでに、大掃除もできる範囲で行ってきました。

 

職員さんの休息の確保のためにもにも、入居者のシーツ交換等

もさせて頂きました。

 

滞在できる2日弱という時間の中で、出来る範囲の応援をしてきました。

その限られた時間の中で、理事長や管理者の方々と話をさせて頂きましたが、

「入居者の避難を、いつにするか?」

 という状況把握・予測と、

「避難のタイミングが難しかった」

との事です。

 

結果、早めの対応により避難は出来たが、入居者の方を

 施設に移動したものの、ユニットの生活していた人など

バラバラになり、翌日、避難場所を再度変更したことで、

入居者の方が混乱されたそうです。

 

また、水を含めば土嚢になるアイテムを準備していたのですが、

いざとなると、浸水した時に浮かび上がり、直ぐには土嚢としての

効力が無く、翌日土嚢になっていたとも話を聞きました。

 

「備えあれば憂いなし」いといいますが、

実際に事が起きると、様々な問題が生じるとを学ばせて頂きました。

 

「短い時間ですが、良かったのでしょうか?」

とお聞きすると、

「全国から、災害支援に入ってもらい、片付けをして頂いたことや、

数日間にわたり、支援を受けたことで、施設職員も励みになりました。

また、落ち着いた時期に応援に入ってもらうことで、私たちも気持ちに

余裕を持つことができました」

と、お話頂け、逆にお力を頂いたところです。

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 自衛隊の待機していたセンターの駐車場。

 

水害被害にあった使えなくなったものが積み上げられていましたが、

こんなものではなく、2メートル以上の水害を受けた住宅などの道路には、

砂埃の舞い上がる中、道端いっぱいに使えなくなった物が積み上げられていました。

 

自宅に被害を受けた方は、仕事もできず、

自宅などの片付けに追われる日々でもあり、

 早く、復旧されることをお祈り致します。

 

グループホーム責任者 岡田 拓也

2019年11月01日 Category:スタッフ日誌