「その日その時」
Published by i
今月96歳になられるKさん。
クラブに毎日通われています。
利用開始より本日まで、1400回近く通われています。
とてもお洒落で、おちゃめな方です。
短期記憶障害がけっこうありますが、そんなのなんのその。
「それがどうしたの?」
と言わんばかりに、元気に明るく過ごしてみえます。
本日、お見送りを受けた時にふと思いました。
「あと何回、この方にお会いできるのだろう?」
100歳を超える可能性は十分あります。
それでもいつかは、お亡くなりになってしまわれます。
悲しいものです。
誠に恐縮ながら勝手に100歳くらいでと仮定すると、あと1461日。
自分とこの方と出会える機会は既に半分程過ぎてしまっています・・・
もうそんなに時間は残されていません。
「悔いのない関わりができた」
と思えるように、1日1日、1回1回の出会いに感謝しながら、
いつか訪れるその日、その時までしっかり関わっていきたいものです。
1460回 日が昇り
1460回 日は沈み
Kさんは99歳年の人生を終えます
そして1461回目の朝
元気なKさんの姿に出会えたら素敵ですね
自分を見送って頂けるKさんの姿をみながら、
そんな事をふと想像した瞬間でした。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2016年04月12日 Category:スタッフ日誌