「マイナス」を「プラス」に

Published by sato

 

雨が降りしきる先日の午後のことです。

職員が付ききれず、一人歩きをされた入居者さんが、自転車を押して帰ってこられました。

 

時折、近所の色々なところに置いてある自転車を持って帰ってこられます。

毎回、関係機関に電話したり警察に電話して、持ち主と連絡をとり、返しに行っています。

 

「気にしてないよ。いつも買い物に行く姿見てるから事情はよく分かるしね」

「私だっていつ認知症になるか分からないし、お互い様だから」

と笑顔で対応して頂けました。

 

近隣の方々は、日ごろから職員やお年寄りの姿を良く見ているものです。

毎回ですが、その姿を見ている方は同じような心温まるコメントを返して頂けます。

 

基本は、良い交流で関係が広がる事が望ましいのだと思います。

しかし、時にはマイナスな出来事も対応次第では、より意味のあるプラスに転じる事があります。

 

その要素の一つになる、地域の中での日ごろの立ち振る舞いは、とても重要という事ですね。

「どこかでいつかは繋がっていく」

そんな事を念頭に置きながら、積極的にこちら側から挨拶や気遣いをしていきたいものです。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

「地域の防犯パトロール中に自分が盗難?に巻きこまれるとは・・・」

持ち主の方が笑われていました。

 

 

 

 

2015年06月27日 Category:スタッフ日誌