「主体性」を導きだすアプローチ④
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・ご自身にとって必要な事柄を絡める
自分の事でさえ「大変」「しんどい」「めんどくさい」といった事はよくありますよね。
他人の事や、他人の分も含めてなんて、更にやりたくないものです。
まずは「自分に関係のある事・物」の場面を作り出し、活用していく事がいいのではないでしょうか。
「自分が食べられる分だけ(御飯)茶碗によそおって下さいね」
「自分のおかずを持っていって下さいね」
「(食材の買出しに絡めて)○○さんの好きな○○でも買いにいきませんか?」
「歯磨き粉が少なくなってきましたね。買いにいきませんか?」
「髪が伸びてきましたね。どうされますか?」
「洗濯物乾いていますので、取り込んで部屋に持っていってもいいですよ」
等々、自分自身に関係のあるものを絡めると、心は動きやすいのだと思います。
そしてその時の動きに絡めて、共有の物・事とか、他者の物・事も一緒にやってしまう流れができるといいと思うのです。
あの手この手で「やろう」その先に「やりたい」を導き出したいものです。
関連記事 5月24日の「あの手この手」もよかったら参照して下さいね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
めったに自ら発語されない、クラブ滝子利用者さんの「習字したい・・」にスタッフが即対応したところ・・
「とても書けるような状態ではないのでは?」と、勝手に思い込んでいた自分に反省です。
先入観持たず、即呼応する事って大事ですね☆
素晴らしい!
2015年10月07日 Category:スタッフ日誌