「声」

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冷蔵庫を自由に開け閉めできるように支援しているか。

 

冷蔵庫に限らず、流し、コンロ、調理道具入れ、炊飯器、湯沸しポット、トースター、食器棚・・・

 

「有する能力に応じ自立した日常生活を営める」ように支援するのが私達の仕事です。

必要に応じて「主体的」に、このような調理器具をご自身たちの力で使っていけるようにする事は、グループホームでは特に大切だと思います。

 

その時に大切にしたいのは、可能な限り「声」だけで支援できないかということ。

それも小さな声で。

耳元でささやくように。

 

フロアの中に職員の声の方が響いていては、どちらが主体者か分からなくなります。

もちろん盛り上げる、流れを作る等の時は「声」を使います。

しかし常に職員が大きな声で流れや雰囲気を作っていては、職員主体の空気感が蔓延します。

その行き着く先は、職員の指示待ち、職員の動きを見ている利用者・入居者の姿になってしまうかも知れません。

 

「入居者同士による共同生活」<「職員の指示・誘導」とならぬようにするためのひとつの要素としては「声」の大きさを使い分ける事を意識する必要があると思うのです。

職員は「指示」でなく「支持」の姿勢を大切にしたいものです。

 

 目指すは「職員ぬき」ですからね。

以前、「職員なし(事務所からこそっと見ていました)」で、ご自身達の力だけで夕食を作りあげていました。

それだったら職員いらないのか?という事ではありません。

主体性が上がってくると今度は、入居者の中のボスによる、「指示命令静止型統治生活」 になってしまいます。

 

主体性は大切ですが、暴走してそうならないために、職員が「仕事」をしなければいけないですね。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

2014年03月19日 Category:スタッフ日誌