「怒り」と「喜び」

Published by i

先週と今週、たまたま見ていたニュースで介護関係の話題が取り上げられていた。

見ていた方もいらっしゃると思います。

 

一つは神戸市の介護事業所が、要介護者の夫婦を軟禁していたというニュース。

 

玄関を外から施錠(バイク用のチェーンロックでドアノブを固定) 約4ケ月間、高齢者を自宅”軟禁”していたそうです。

要介護5のほぼねたきりの妻と、要介護4の徘徊癖がある夫の二人暮らしの自宅に対してだ。

毎日3回ヘルパーが訪問していたという。

ケアマネ、ヘルパー事業所共に、身体拘束や虐待の認識はなかったと言い訳をしているという。

いいわけがない。

 

 

今日のニュースでは、2010年2月当時に採用された介護福祉士が、採用後すぐの4日間で、入所者3人死亡、一人重症という事件を起こし、虐待を認め障害致死で再逮捕されたというものでありました。

本人の供述では、「体調が悪くなった人の第一発見者になって、同僚に褒められて認められたかった」「職場に対してイライラしてやった」という。

言葉にならない・・・憤りを覚えます 怒

 

最近の介護業界で取り上げられる話題は、世間の方々にとってどのように思われているのか・・・

 

必死に仕事をしている介護関係者の顔に、泥を塗るようなことをされるのはたまったものではない。

といいつつ、自分の事業所は絶対に大丈夫と、どれだけの事業所が言い切れるのか。

 

介護は現場で行われており、一人一人の最前線の介護スタッフが関わっている訳で、スタッフ一人の時間や場所がいくらでもある以上、いつどこで何が起こるか分からないのも事実であります。

 

常に、入居者・利用者の状態に合わせ、職場風土や職員の様子も見ていくことと、そのような事が発生する前に「介護倫理」や「虐待」について学ぶことや、「ストレスマネジメント」について取り組むことが問われているのだと感じました。

 

家族や市民の、チェックの目が厳しくなるのは、ある意味大切なことであると思いますが、人権や生命を傷つけられる当事者にとってはたまったものではありませんので、微妙なところです。

 

そんな最中、近々グループホームに入居される方の面接に行ってきたのですが、そこでは嬉しいことが・・・

ご本人の息子さん達が、滝子の施設の近所にお住まいなのですが、「いつも入居者・利用者と買い物に出るスタッフが、よく挨拶をしてくれたので、お母さんをお願いするのは絶対にここがいい」と言って頂けたことだ。

 

こんな素敵な申し込みのされ方は、とても嬉しく、ありがたい事であります。

これは施設全体のスタッフが、毎日毎日行ってきた事の結果であり、おおいに讃えたいと思います。

手前味噌で申し訳ありませんが言わせて頂きます。

 

滝子の職員は素晴らしい!

 施設の中でも外でも、元気で気持ちのいい挨拶は基本中の基本で大切なことですね☆

ついでに・・お知らせにもUPしましたが、そんな素敵な「仲間」の追加募集をしています。

一緒に高い志をもって頂ける方、滝子に集まれ!!

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

 

2013年06月12日 Category:スタッフ日誌