「思える力」
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時々、食事の介助の必要がある、Hさん。
食事時間が1時間以上かかることが頻回にあります。
他の方が食べ終わり、片づけが済んだ後でもゆっくりゆっくり食べられています。
写真は、自分の食事が終わったKさんが、Hさんの口に食事を運んでいる場面です。
月に1回2回あるかないかくらいの頻度ですが、ふとした瞬間にこのような姿がみられます。
飲み込みにリスクがあるのであれば、この状況をよしとはいえないのですが、
そうでないこの場合、「素敵だなぁ」と思えたりしています。
人は互いに助け合って人生を送ります
目の前に助けた方がいいのかな?
手伝った方がいいのかな?
といった状況に直面すると、
「ほかってはおけない」
「力になってあげたい」
と「思える力」が発揮されるって素敵ですよね☆
僕等よりも、自分自身に不安がある利用者さんなのに、
他人の事、他人の立場で物事を捉える事ができ、
そこに自分が何ができるか、何をするかの行動を起こすことができる。
何十年に及よぶ人生の中で、人が獲得した力を発揮し続けることができる
環境やその思いに気づき、素敵だなって思える事も大切にしていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
次のブログUpは23日頃の予定です。
2018年03月20日 Category:スタッフ日誌