「承認」
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研修等では「相手を認めよう」「褒めよう」と聞くことが多いと思います。
でも仕事上の観点で考えると、本来は「頑張ったら承認される」もの。
ところが「承認されないと頑張れない」という逆の感覚を持っている現場スタッフがこの業界では多いように感じます。
結果、上司は過剰に承認を意識し、現場スタッフは過剰に承認を欲求することに繋がります。
それが続くと感覚がマヒします。
「言わなくてはいけないことを言いにくくなる」上司
「認められ感がなく、やりがいがなくなる」現場スタッフ
それの行き着く先は支援力の低下。
被害を蒙るのは利用者。
上司の仕事の基本は、部下の「存在に対する承認」
「お疲れ様」「よろしくお願いします」「ありがとう」「助かった」「頑張ろう」
仕事の「出来栄えに対する承認」はその次の段階です。
普段から部下に関心を寄せ、挨拶や会話の量を多くすることが大切ですよね。
現場スタッフは「承認」を求める、「承認」がないと頑張れない。
ではなく、本当の「承認」を得るには、それ相当の努力と時間が必要だと気付くことが必要ではないでしょうか。
「承認」は求めるものではなく、「仕事の結果」として返ってくるもの。
いかがでしょうか?
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
2014年02月17日 Category:スタッフ日誌