「朝日」を感じる暮らし

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「お日様が昇ってきましたね・・・」

 

朝起きたら朝日を浴びたり、外出等で午前中に日の光を浴びる事は大切です。

あわせて、朝ごはんをちゃんと食べることで日中に活動がしやすくなりますし、夜の寝つきにもいい影響がでると言われています。

 

その他にも朝日を浴びる事による良い効果はいくつかありますのでよかったら調べてみて下さいまし。

(高齢になると睡眠ホルモンの分泌量が減るので、目が覚めやすくなりますし、早く起きがちになりますが・・)

 

自律神経の交換サイクルや、脳の覚醒と睡眠のサイクルのスイッチングにより「人」は暮らしています。

これは、太陽のサイクルを生活のサイクルとしてきた「人」が何百万年かけて進化してきた体内の仕組みです。

高齢になっても、障害を持っても、認知症になっても、職員も、いいリズムで暮らしていくための「基本」ではないでしょうか。

 

 

(根拠?研究の結果?)

脳は日の光を浴びると、自律神経を「交感神経」優位に切り替え、活動レベルが上がってきます。

そして日没とともに、自律神経を「副交感神経」優位に切り替え、生体の活動レベルを下げます。

 

また、午前中の日の光は「セロトニン」神経が刺激され、脳の覚醒状態を呼び起こします。

このセロトニンは睡眠ホルモンと呼ばれる「メラトニン」の材料になります。

更に、セロトニンの材料になるのが「トリプトファン」です。

これは体内で生成されませんので、食事(タンパク質)で取り込む必要があります。

 

という事で流れとしては、

朝食で取り込んだトリプトファンは体内に入って脳に運ばれた後、日の光を感じてセロトニンに変化します。 そして、夜になるとセロトニンは「睡眠ホルモン」であるメラトニンに変わり、睡眠をサポートします。

これをわかりやすく表現すると冒頭の2行になると思います。

 

*詳しく知りたい方は「  」内の単語を調べて頂くといいと思います。

*この筋の専門家ではありませんので、捉え違いがあるかも知れませんのでご了承下さい。

 

「午前中に20~30分くらい日を浴びる」

「朝食(タンパク質)をちゃんと食べる」

 

皆さんの一日の始まりはいかがですか?

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2014年01月21日 Category:スタッフ日誌