「野村さん」 生活の様子 速報!(後半)

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前回の続き・・

 

「ただいま・・」

玄関を上がります。

ご主人と対面です。

 

「帰りたかったんだよね」「会いたかったんだよね」肩を抱き、感動の場面です。野村さん良かったね。。。

 

感動の再会もほどほどに、2階へ上がり冬物衣類を選別しました。

ご主人も「これは良く着てましたね~」 本人もどんどん衣類をたたみます。

お湯を沸かしにご主人のみ1階へ降りると時々、「あの人はどこいった?」とご主人を探す素振りもみられます。

そうこうしながら、たっぷりと冬物をケースとカゴに詰め、1階へ降ります。

 

「トイレ行くわ」自然にトイレへ向かいます。

 

その後は台所でお茶の準備をご主人と一緒に行います。

お湯が沸く合間をぬって、食卓の上の整理整頓も行います。

 

そして居間でお茶を一服。。。

ご主人との間で自然と色々な会話が飛び交います。

それにしても、ご主人を見るやさしい目・・・ 夫婦っていいですね!

そしてお茶の後は、ご自身自ら台所で湯呑を洗います。

驚いたのは何の躊躇もせずに、湯沸かし器のスイッチを「カチッ」と入れ、お湯を出しながら湯呑を洗い、終わった後は再びスイッチを押して切っていました。なにもかも、家を出たあの時のままなんでしょうね。

 

その後、初回からあまりゆっくりしすぎは、ご主人にとってどのように感じられるのか分からなかったのと、いい雰囲気でいい印象を残して次に繋げたいという思いがありましたので「ご飯を食べに戻りましょう」と声をかけ、荷物を持ち玄関を出ます。ここまで約20分の滞在時間です。

ここが自分にとっての正念場! 緊張の瞬間です。

 

どう反応するのか?

帰らないと言われるのか?

さらっと「また来てくださいね」と自分だけ送り出されてしまうのか?

果たしてどうなるのか? ドキドキ!!

次回へ続く・・・・   となるとクドイので、最後までいきます(笑)

 

 

それがあっさりと靴を履き、自分の後について車へ来てくれました。

少し、ご主人も一緒に乗っていこうという素振りはありましたが、窓ガラス越しに大きく手を振る姿を見て「バイバイ~」と笑顔で応えていました。

 

 

「ホッ」と一安心と、これからもこのような機会を作るキッカケになるという手ごたえを感じながら、自宅を後にしてホームへ戻りました。

 

道中「また行こうね」と言うと、自分の手を強く握って「うん。行こうね」と嬉しさの中にも少し寂しい感情を感じながら帰路につきました。

 

帰った後の野村さんは、いつもより自然な雰囲気で夕食作りに参加されていました。

そんな姿を見て、野村さんにとっていい時間だったと確信しました。

 

いつまでも、家を感じられる支援を目指していきます。

また行きましょうね。

 

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2012年11月05日 Category:スタッフ日誌