「願い」
波の女のブログをご覧頂いている方は、「けあサポ」の和田のプロフェショナルブログを見ている方も多いと思います。
少し前になりますが、12月3日にアップされた「願いの引き出しと実現」の中から一部抜粋させて頂きます。
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日常生活の中でふとしたときに聞こえる「願い」。
この「願い」を満たすことも僕らの大事な仕事だ。
認知症の原因疾患は、「その人にある願い」を口に出すことさえも難しくさせてしまうが、そのために僕らがいる。
(中略)
しっかりと婆さんに向き合い、常にアンテナを高くして「願い」をキャッチし、その「願い」を実現するためにどうしたらいいか。
合わせて、婆さんと関わっている人たちが「願い」をキャッチしたときに、即実行に移せる仕組みにしてドラマチックな日常生活を営めるように支援していければそれにこしたことはない。
とあります。 詳しくはけあサポ内の和田のバックナンバーをご覧下さい。
「願い」とは、こうなってほしいと思う物事でありますが、それを表出できる時は主体性が出ているという時です。
要介護や認知症になり、施設で暮らしたりサービスを使っていくと、本人の特性や職員主導の流れから主体性が損なわれる事が多く見られます。
しかし和田の言う通り、生きていく中でその推進力のひとつになっているのが「願い」であり、「ああしたい、こうしたい」という本人の意思表出であります。
これを丁寧に拾い上げ、できれば記憶や思いが強い時に即時「願いが叶う」という体験を積み重ねる事が主体性を導き出す上で大切なアプローチとなるのだと思います。
という事で本日の一コマ。
朝、小規模多機能の利用者を迎えに行くと、コートのボタンが一つなくなっていました。
本人にとっては、ボタンが欠けているという事は見栄え的にも、実用的にも「なんとかしたい」という思いが強く出るものです。
「ボタンを買いにいきたいな・・」と本人の言葉。
早速、「探しに行きましょう」という事でボタン屋を探し、購入してきました。
「願い」を叶えるアプローチを大切にしていきたいですね。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
今日は「成人の日」
朝、利用者が車に乗り込む横で、家族が写真を撮っていました。
すかさず、「皆で撮りますか?」と声をかけ、記念撮影のお手伝いをさせて頂きました。
また、昼前に小規模利用の皆さんと施設を飛び出し、近所の小学校で式典が終わるのを待ち、振袖姿を見させて頂きました。
約121万人の成人の皆様「おめでとうございます!」