『主体性』を引き出す
Published by sato
グループホーム滝子通一丁目については、端的にいってしまえば活動量の減少が一つの課題といえます。
少なければ増やせばいい話ではありますが、
ただ単に増やすためにどうするか?ではなく、
入居者が日常生活を通して、自発的に行動を起こすような
主体性を持つことができるように
どう手立てを講じていくかも考えながら支援していきたいと思います。
以下の写真は先日、
「職員からの声かけはせず、物の配置を変えて入居者の主体性を引き出せるか?」
をテーマにした手立てを講じた場面です。
①山盛りの洗濯かごを見える位置に置いとくと、「干すやつだ!」と入居者の一声を皮切りに干し物がスタート。
②「雨が降ってないんだから。部屋で干しとくのはもったいない」と、室内で干していた物干しを庭へ移動される方が1名参加。
入居者同士の連携が勝手にどんどん繋がっていきました。
予め外に干していた洗濯物も取り込まれ、乾いた物は皆でたたむ。
できないことはできる方が、互いに助け合っていく場面も素敵なものです。
普段は職員から提供することも多く自ら水分を摂ることが少なくなった方も、分かり易くポットとコップを置いておくと、
この日このタイミングは自分で注いで自分で飲まれました。
まだまだ一日にして写真2~3枚程度のものに留まっておりますが、こういった場面がもっと増えるように手立てをあれやこれやと考えていきたいです。
グループホーム滝子通一丁目 後藤欣大
2017年05月13日 Category:スタッフ日誌