【信頼】は何からはじめよう?
前回の「人間関係の・・・」の続きになる訳ですが、どこからはじめようか・・と考えた時に色々なアプローチがあると思うのですが、現在よりもより「信頼関係」のある職場風土を作ることを考えてみようかと思います。
そして自分自身、実践につなげていきたいと思います。
時間の経過、経験を重ねる中で人は必ず成長していきます。
その反面、それぞれの仕事に向かう姿勢や、やり方にばらつきがでてきて、「あの人は・・」「どうして・・」「なんで・・」「自分はこうなのに・・」といった具合で、「自分」を中心とする考え方が強くなることもしばしば・・・
そして自分が努力し、成長するということは、同時に他者に対する「期待」が高まることにもなります。
自分ができる、やっているからあの人も「できるはず」「やれるはず」・・・
でも相手に「期待」ばかりをするのではなく、互いに「信頼」し合える人間関係を作ることが大切ではないでしょうか。
「期待」とはそのベースが「自分の欲求」であるので、それは「信頼」とは程遠いものです。
「私がやっているのだからあの人にもやってほしい」という願望は「期待」です。
そのような自分側の欲求の押し付けはやがて不平不満となり、職場風土、人間関係を悪くすることにもなり得ます。
「信頼」とは、許し、与えるなどと並ぶ「愛」の表現の一つと言ってもいいものです。
【信頼】・・・信じて頼りにすること。頼りになると信じること。
「信頼」と言うのは簡単ですが、実践するのはなかなか難しいですよね。
信じる勇気、頼る度胸・・・
物覚えが悪い・・仕事が雑・・・僕は皆に頼りっぱなしではありますが・・(笑)
こんな自分ですが、僕自身は社長や和田さんから「信頼」を感じていますので、その期待に応えねばと思っています。
まだまだ、信頼に応えるところまでいけてはいませんが・・(苦)
「信頼」とは、相手の長所・価値・才能から見ることでもあります。
それぞれの長所は活用し、短所はカバーし合う。それがチーム内での助け合いではないでしょうか。
あれがダメ、これができない・・そんな悪い面ばかりを目にし、気にするよりも、できていることに目を向け認める。
その反面できていない事は、できる人がカバーしていけばいいのではないでしょうか。
確かに、自分より時間がかかる人もいます。「おや?」と思う行動や言動をとる人もいるでしょう。
そんな時に「何でこんなことを・・」「どうしてそんなことが・・・」という視点から見るのでなく、その人が取る言動にはその人なりに考えて行っている訳ですので、もっと全体像から見れたらいいですね。
全体像の一例としては、年齢、体調、体力、家庭環境、通勤環境、性格傾向、コミュニケーション力、交友関係、宗教観、その他個々の抱えている事情等々・・
そういった各々の要素のバランスの中で人は生き、活動し、仕事をしている訳ですので、皆自分と同じ土俵の上で仕事をしている訳ではないという事を理解し合いながら、その中で一生懸命向かっていく姿勢があるのであれば、その結果を受け止め、認め、労うことを大切にできる仲間がチームであり、介護の質を向上させていく要素なのではないかと思うのです。
もちろんその補い合いにより、仕事量が増えたり偏ったりする人もでてくるでしょう。
でも、そのことにより成長できる自分がいる訳ですし、その成果は認められ、なんらかの形で反映できるようにしていければいい訳で、その仕組みや反映を考えるのが上司の仕事ということになるのだと思います。
そして頑張ったことというのは、いつかはなんらかの形で自分に還ってくるのが、人の生きる道だと思うのです。
自分自身の成長のための先行投資です。
「信頼」を作っていくにはまず相手のことをよく知ることから始まります。同時に自分のこともよく知ってもらう働きかけも大事です。
お互いが相手のことを充分に理解し受け入れた時、その相互作用によって「信頼」関係は更に深まっていくものです。
そのための第一歩は「挨拶」ではないでしょうか。
出勤時の「今日も頑張るぞ!」「一生懸命挑むぞ!」「よろしくお願いします!」といった気持ちのいい「挨拶」
退勤時の「頑張った」「挑んだ」「感謝」といった達成感に満ちた「挨拶」
こういった仕事に向かう姿勢や、素敵な「挨拶」を自ら行うことが「信頼」を構築していく基礎だと思うのです。
明日からも職場内で「挨拶」を大切に、「信頼感」に満ちた仲間を作るために挑んでいきたいと思います。
Published by 井