ありがとうございました

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開設当初からの入居者のIさんがホームで息を引き取りました。

入居7年超え

享年96歳

 

ご遺体はリビング横の事務所に安置させて頂き、

入居者、職員で故人を偲ぶ会を開催させて頂きました。

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翌朝の告別式、出棺も入居者と職員による、

暖かい手作り感のある空間時間だったと思います。

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出発の際には、近隣の方も出てこられました。

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みんなに見送られました。

 

いろいろ反省点は残りますが、

他入居者とスタッフと過ごした7年間

悪くはなかったのではないでしょうか。

といってもそれを決めるのは本人ですが。

どうだったか聞いてみたいものです。

 

基本、生きている間に尽力する仕事なので、

亡くなってしまったらあまりやれる事はありません。

あとは、故人の生きざま人間関係が後押し、

送り出しをしてくれます。

 

亡くなってしまった後にあるのは、

入っていた器としての肉体だけで、

見ていてもそこにはもういないように感じます。

それよりも、解き放たれて自由に飛び回っている

Iさんを感じます。

 

 

Iさんはいつもまわりにいるし、

僕らもいつかは通る道です。

 

 

「お疲れ様です」

「ありがとう」

安らかに逝けて

「よかったね」

 

僕らはこの7年間の尽力があればこその、

かけれる言葉なのだと思います。

 

「スタッフの皆さんお疲れ様」

「Iさん 行ってらっしゃい」

僕らは、また今日からの一日一日を積み上げていきます。

関わる方々の最後のその時まで。

 

ご縁を頂き、ありがとうございました。

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

2019年04月28日 Category:スタッフ日誌