いざ、伊勢神宮へ! ②
さて、①の続きです。
引っ張ってしまい申し訳ありません。
トイレの前で、ちょうどカバンを持って出てきた一般の方と遭遇。
落し物と気づき、届けようとしてくれたところでした。
いや~本当に良かった!
ご本人さん涙を流しながら戻ってこられ、思わずハグ。
よっぽど不安で心配だったのでしょう。
心配と安心の後には、専門職としての情報収集です。
(立場的にもアセスメントしたいところです)
一般的に強烈な感情を伴った記憶は、保持されていることが多いと言われます。
(アルツハイマー型認知症の研究結果より)
今回の件では相当な不安感や動揺があったはずです。
5分くらい後にさりげなく話しを振ります。
「今までにカバンとか置き忘れたことありますか?」
「そんなことしないわよ。大切なものが入っているから、なくしたら大変!」
・・・・
この方には一般論はあてはまらないようです。
でも置き忘れが毎日やんや言っている他入居者であったらどうだったか・・
ある程度覚えていて、やんや言い続けることでしょう。
実際、日常の暮らしはそんな感じです。
自分自身がどうであれ、他者が言う・やる事の方が気になるのでしょう。
特に自分にはむかったりして、怒った時の記憶保持は少しの間保持されています。
「不安」よりも、「怒り」の場面の感情記憶の方がこの方の場合残りやすいようです。
怒っている時の関わりに注意しなくてはなりません。
でも基本は、「自分のことは置いといて」ですかね。
これは認知症の方に限らず、私を含めた人類共通事項なのでしょう。笑
もう1回だけ伊勢神宮ネタをUP予定です。
次回もよかったら見て下さいまし。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
神宮の人ごみの中でUさんの姿を30秒程見失いました・・・
一般のツアーのお客さんと、バスに向かってました。
誰か気づいて下さいよ~ 笑