えっ!? 海外に波及?
こんな記事をみつけました。↓↓
お年寄りのウエイターが料理を運んでくる。
お客と会話をする様子を映し出し、時にはいろいろなゲームにも挑戦する。
ただそれだけのバラエティー番組が中国で大きな話題になった。
中国メディア魯網がこのほど、「なぜ、これほど多くの人が涙するのか!」と番組を特集している。
実は、この番組の人気の秘密は、なんとウエイターが全員「アルツハイマー型認知症」の患者なのだ。
平均年齢70歳以上のウエイターは注文を忘れてしまうし、
時には自分で招待したお客さえ、来店時には忘れてしまう。
しかし、「忘れられないレストラン」というタイトルも示すように、
このバラエティー番組は視聴者に忘れられない印象を残している。
自分で招待した親しい友人の顔を一時は忘れてしまってはいても、
名前を聞き、しばらく会話をするうちに突然記憶がよみがえり、
互いに抱き合い涙を流す。
「アルツハイマー型認知症」患者でもあるウエイターと、
招待された客たちのリアルな会話に視聴者は笑い、涙を流す。
同時に視聴者は、こうしたお年寄りたちの姿を通し、
アルツハイマーとは何か、家族とは何かについて考えさせられているのだ。
まさに、日本でも話題なったイベント「注文をまちがえる料理店」の
バラエティー版とも言えるこの番組。
この「忘れられないレストラン」を通して多くの中国人は
アルツハイマーについて正しく理解し、
多くのお年寄りたちもいくつになってもできる限り社会生活に参加する勇気をもらい、
多くの人たちに忘れられない印象を残しているようだ。
「注文をまちがえる料理店」
が、ヒントのなったのかどうかはわかりませんが、
ドキュメンタリーの番組となり、話題となり、
結果、認知症の理解や啓蒙活動といったことに
一役買う事になっているようです。
日本でもそれぞれの地域で広がりがありますが、
認知症になってもできる事をしながら、
人と社会の中で生きる姿から勇気や元気をもらえています。
もっともっと、どんどん
広がっていきますように☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治