おせっかい!?
自宅玄関前でたばこをふかすYさん。
3月3日のブログで紹介させて頂いた新規の方です。
「自由に自分らしく生きる」
と前回紹介させて頂きましたが、その後の関わりからも
そのスタンスは変わらず貫いてみえます。
予定日とは別の日(こちらの予定通りにはいきません~笑)
でしたが、初通いや入浴、食事、夕方まで過ごし、お支払いもして頂けましたので、
「通い」に関しては順調に利用していける兆しがみえてきました。
しかし、「自宅」といいますか、クラブ滝子に通っていない時間の方が
圧倒的に多く、自宅や地域社会の中での暮らしの応援がなかなか難しいと感じています。
衣食住の環境がなかなか整っていないように感じています。
失禁、不衛生、出火ややけどのリスク、食事の調達、金銭面、病院受診や薬の管理・・・
あげたらあれもこれも課題が出てきます。
約2週間で、臨機応変に通いや訪問サービスを活用し、
少し進歩している部分はありますが、まだまだですね~
という事で、今後の支援について情報交換をしている時に
たまたまその場に居合わせた和田行男から一言。
「おせっかいにならないようにね」
「まずは関係作りからじっくりやればいいよ」
確かに・・・・
失禁は毎日あるものの、自分でタクシーを呼び、
繁華街へ出向き、酒を飲んで再びタクシーで自宅まで帰ってくる能力の持ち主です。
勝手に事業所側があれもこれも課題として「これしなくちゃ」「あれしなくちゃ」
と一方的に支援だらけの対象にしているのかもしれません。
焦っていました。
きっと本人側の立場では、「よけいなおせわ」的な事もたくさんあるでしょう。
急にあれこれテコ入れすることよりも、
先を見据え、「関係づくり」をじっくりしたうえで、
少しづつやり取り、本人確認を通じて変えていけばいいですよね。
専門性の発揮よりも、
専門性の押し売りにならないよう
本人の立場、視点で
本人さんのペースに合わせ
生活の組み立てをしていこうと思います~☆
おせっかい:かえって迷惑になるような余計な世話をやくこと。
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治