お巡りさんコラボ(後)
(前回の続き)
「お!久しぶりだね~。 どうしたん? なんか困ってる?(自分)」
「この人たち(お巡りさん)がねほりはほり聞いてくるのよ。
私をぼけ扱いしてからに。失礼しちゃう!」
「それは困ったもんですね(自分)」
「お巡りさん。失礼ながら誰かにものを尋ねる時は
自分の方から名のるのが礼儀ってもんですよ。
お名前を聞いてもいいですか?(自分)」
「あっ!失礼しました。○○署の○×と申します。(お巡りさん)」
「○×さんというそうですよ。おもしろい名前ですね。
向こう側に名のってもらったので、こちらも伝えましょうか(自分)」
「あんた○×さんというのか。なんか聞いたことあるな~
わたしゃ□□△△って言います」
「確か□□△△さんの住んでるところは○○だっだですよね(自分)」
「違う違う△△だわ」
「あっ そうそう そうだったね。(自分)」
そんな流れで、名前やおおよその住所を聞き出しお巡りさんに
橋渡ししました。
「上手なもんですね~ 勉強になりました(お巡りさん)」
結果、前歴(迷子)がある方で、無事に家に帰ることになったのですが、
認知症という状態でも、お巡りさんでも「人」には変わりなく、
「人」と「人」とのいい関係、いいコミュニケーションには、
なんら例外あるわけでなく、そこにを実践したところです。
まぁ 私たちはプロですからね。
お巡りさんには負けてはおれませんよね。
でも、市民の安全を守るお巡りさんだけに、
今回のような機会を、相手にストレスかけずに突破していく
スキルを身につけてもらえたら、より心強いものです。
聞いたところによると、まだ認知症の勉強やサポーター要請講座を
受けてないとの事。
結果、プロの僕等の力不足でした。
まずは施設所在地の警察署に、講座、勉強会等の案内にいかねばですね。
また、機会があったら、お巡りさんとコラボしてみたいと思います~☆
滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治
一日のスタート
洗面所の身だしなみの風景好きだな☆