ご近所支援

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本日、施設付近を出勤途中にヒヤっとする場面に遭遇。

 

ゆるやかな下り坂を、4輪歩行器を押す白髪の高齢の方が、秒速5,6歩くらいのすざましい速さの小又で歩く姿を発見!

このままだと、歩行器が先行して転ぶ可能性が高いと判断。

車を1周させ基の場所へ戻ると、男性が付き添っていた。

「大丈夫ですか?」声をかけるとその男性はこの区の区長さんだった。

 

女性は病院へ行く途中だという。

「病院まで送ってもらえるかね?」

もちろんOK。

 

区長さんに挨拶し、歩行器を積み込み、女性を座席へ。

受け答えはしっかりしているが、口のまわりには食事の痕跡があちらこちらに。

服も汚れている。

荷物もぐちゃぐちゃ。

同居家族はいるとのことだが、この時間帯はお一人のようで、独断で病院へ向かわれているとのこと。

身体的にはパーキンソン症状を有しているように見受けられるが、多少は認知症もあるのかも知れない。

 

そのまま近所の病院へ行き、病院職員へバトンタッチする。

かなりの発汗もあることから水分も促す。

帰りはいつもタクシーで帰っているから大丈夫と、病院スタッフ。

 

ここまでの支援で出勤することにした。

区長さんからこの方の情報を頂くと、先週小規模はどうかと紹介して頂いた方の家の横の方だった。

 

名古屋でも一番の高齢率の地域。

いろいろな所でいろいろな方と出会い、繋がり、互いに助け合っていくことを体感する朝の一場面であった。

滝子通一丁目福祉施設は、地域と共に歩いていくためにも、地域の一コマ一コマの場面にも目を配っていきたい。

 

Published by  井

 

 

2012年07月18日 Category:スタッフ日誌