つらいものです「非日常生活」

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訳あって1週間病院で寝泊りをすることになった。

病院から滝子へ通っていた訳ですが、これがなかなか・・・

 

朝は6時起床。

7時朝食。

選択メニューなし。

有無を言わせず9時消灯。

カーテン仕切りの6人部屋。

プライバシーはあるようなないような。

治療の場なので、生活感はありません。

衛生的で機能的ではあるが殺風景。

昼夜問わずシャツ1枚で過ごせる室温。

日も風も感じられず、臭いや人の交わりもなし。

必要なことはスタッフ(Ns等)が行って頂ける。

まさに「受身」。

それが治療。

医療の対象は「人体」であり「病気」であるので仕方ありません。

自分の意思を行動に移す事より治療が優先の場。

行動に移せない環境も仕方ありません。

 

これに対し、私達の対象は何か。

「人」であり「人生」であります。

それは「生きている」だけでなく、「活気、活力、活動」が加わる「生活」そのもの。

 

「主体的」「能動的」に暮らせる「環境」と、それを支える「支援」。

 

自分の意思を行動に移す事ができるって素晴らしい。

声を出し、喜怒哀楽を表せる。

人や社会と交わることができる。

 

病院で過ごすと、生活支援の大切さがよく分かります。

障害を持っても、人として生きれるって素敵であり大切ですね。

 

 

滝子通一丁目福祉施設 施設長 井 真治

 

 

24日の朝7時。

太陽柱を見ることができたのは良かったです☆

 

2013年12月25日 Category:スタッフ日誌